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(今日は、歌織さん達の新体操レッスンがある。
けど、ちょっと早すぎたかな……)
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おはようございます、プロデューサーさん。
ずいぶん、お早いんですね?
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歌織さんこそ、こんなに早くから……レッスンが
始まる時間まで、まだ少しありますけど。
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えっと……実は私、新体操のレッスンが楽しみで。
けど、あの、早起きが苦手なものですから……。
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起きたら、予定よりすこし早かったんですけど……
そのまま来てしまいました。
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そうでしたか。朝が苦手なのに早起きするくらい、
新体操のレッスンが楽しみだったんですね。
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ふふっ、そうなんです! 私、最初のころよりは、
できるようになったんですよ?
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なので、プロデューサーさんにもぜひ、
練習の成果を見ていただけたらって。
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はい、もちろんです!
今日はそのつもりで来ましたから。
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ふぅ……。
あの、プロデューサーさん。どうでしたか?
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お疲れさまです、歌織さん。
本当に、以前と比べてぐっと良くなりましたね!
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ありがとうございます! 実は、自分でも驚いていて。
今日は、いつもよりずっと上手にできた気がして……。
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プロデューサーさんに、いいところを
見せたくて張り切ったからでしょうか? ふふっ♪
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なるほど……客席からの視線があると、気合いが違う
という事ですね。さすが歌織さん、アイドルの鑑です!
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観客の視線……? あっ。
たしかに、そういうことなのかもしれません。
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新体操は、あくまで見せる競技ですものね。技術的な
ことに集中していて、力が入りすぎていたのかも……。
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ありがとうございます、プロデューサーさん。
これなら、自信を持って本番に挑めそうです!
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そんな、お礼なんて。
俺はただ、歌織さんの演技を見ていただけですから。
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でも、プロデューサーさんが見ていてくれた
おかげで、私はまた、ひとつ気づけたわけですから。
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プロデューサーさん。
どうか本番も、私を見守っていてくださいね!