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あれ、詩花じゃないか。
今日も来てくれてたんだ?
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はい、昴ちゃんに招待してもらって。
今日もとっても楽しくて、感動的なステージでした!
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……。実は私、ずっと探しているんです。私にとっての
理想のアイドルって、どんなのだろうって。
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理想のアイドルか。
つまり目標みたいなものかな?
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はい。うちの社長は、王者として頂点に君臨しろ、
他のアイドルを圧倒しろ、なんて言いますけど。
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でも……私は、
それはちょっと違う気がしていて。
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ずっと私が憧れていたアイドルのイメージは、
もっと近くに感じられる人なのかな、って。
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確かに……君の存在感やオーラには圧倒されるけど、
決して近寄りがたいわけじゃない。
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むしろ吸い寄せられるというか。
……引力がある、っていう気がするよ。
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あっ、そうです、引力! 私の憧れのイメージも、
そういう感じで……もっとみんなに近づきたいんです!
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はい。私、もうガマンできなくて……。
思い切って、言っちゃいますね。
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私を、765プロのみなさんと一緒に、この……
劇場のステージに出してもらえませんか?
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ん? 劇場のステージ……って、
この765プロライブ劇場の公演に!?
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はいっ。私の大好きな人たちと、一緒のステージに立た
せてもらえたら……もっと見えてくる気がするんです。
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私の理想……私の目標。
私の憧れる、アイドルに繋がる道!
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な、なるほど……。確かに君のためにはなると思うし、
うちの子たちにも、すごく刺激になると思う。
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でも、君は961プロのアイドルだ。
さすがに……どうかな?
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あ、やっぱり……そうですよね、ごめんなさい!
ちょっと、言ってみただけ……です。
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うちの社長のこともあるし……。
これ以上甘えるのは、やっぱり……。
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いや、別に迷惑とかじゃないよ。
ただライバル事務所だっていうだけで……。
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うむ。39プロジェクトのアイドル諸君にとって、
目標となるか、ライバルとなるか、あるいは……。
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いや。いずれにせよ君たちにとって、
良い出会いになることを祈っているよ!
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(目標となるか、ライバルとなるか。
あるいは……、か)
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……よし、わかった。
詩花、君のその申し出だけど……
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歓迎するよ!
この765プロライブ劇場の、公演へようこそ!
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え? ……えええっ!?
本当にいいんですか!?
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ああ。でも、君の事務所……というか、
黒井社長の承諾は、やっぱり必要だと思うけど。
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うちの社長は……もちろん反対するに決まってます。
でも、私が責任をもって説得します!
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あ、安心してください。私、絶対に押し切ります。
自信もありますから!
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そ、そうなんだ?
あの人相手にそこまで言いきれるとは……すごいな。
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それより、本当にいいんですね? 私、本当に
劇場のステージに立たせてもらえるんですね!?
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ああ、約束するよ。
もちろん、うちの社長の承諾も必要だけど……
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きっと反対しないと思う。むしろ……
アイドル達と一緒に、喜んでくれるんじゃないかな。
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ステキ! 夢みたい……。
思い切って、お願いしてみてよかった♪
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でも、君はあくまで961プロのアイドルだ。
公演に出てもらう時は、ゲストってことになると思う。
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それに俺も、君のプロデューサーになる
わけじゃなくて、あくまでも……
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わかってます。ひとりの観客、ですよね? そして
私にとっては、他の事務所のプロデューサーさん……。
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でも、いいんです。
765プロのみんなとステージに立てるなら!
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これからも、よろしくお願いしますね。
このステキな劇場の……ステキなプロデューサーさん♪
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(詩花がうちのアイドル達と一緒に、劇場の
ステージに……。とんでもないことになったな)
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(でも間違いなく、お互いの刺激になるはずだ。
学ぶことも多い。どんどん切磋琢磨してもらおう!)