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(玲音の乱入サプライズ公演は回数を重ね、
すっかり劇場の新名物となりつつある)
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(玲音は劇場のアイドル達とも交流を深め、
活動を楽しんでいると思っていたんだけど……)
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えっ……。玲音、急にどうしたんだ?
今日の公演も大盛り上がりだったと思うけど。
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キミは驚かれないサプライズが、サプライズだと
思うのかい? アタシは思わないな、断じて!
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今日だって、予告無しで出て行ったのにさ。
「待ってました!」だって。……つまらない。
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そ、そうだったな……でもそれじゃ、どうするんだ?
もう、うちの劇場に出たくなくなったとか……?
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……キミはときどき、人でなしなのかなって思うくらい
冷たいよね。またアタシをのけ者にする気なの?
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そ、そういうことじゃなくて。
というか、のけ者にしたこともないと思うけど……
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うん、やっぱりアタシも、
アタシらしくないことをしなきゃダメなのかもね。
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ほら、キミのアイドル達は、
常にいろんな仕事に挑戦してるよね?
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時には本人が望まない仕事もやらせてるみたいだけど、
それも本人のためなんでしょ?
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も……、もちろん。プロデューサーとして、全力で
考えた上で、いろいろ仕事を振ってるつもりだ。
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そういうのだよ! アタシじゃない視点がないと、
アタシは進化できなくなってるのかもね。
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うーん、たしかに世界トップレベルともなると、
伸びしろを見出すのは簡単じゃないかもな……。
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キミもそう思う? やっぱりそうだよね。
でも、何とかしたいな。アタシじゃない誰か……。
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そうだ! キミがいるじゃないか!
ねえキミ、アタシをプロデュースしてみないか?
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って、何を言い出すんだ!? ダメに決まってるじゃ
ないか! そもそも君は、961プロの所属だし……。
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そんなことは問題じゃない。
詩花なら許してくれるはずだ!
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いや大いに問題だし、詩花以外は許してくれないって!
というか……。
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そもそも、俺は今の劇場の仕事で手一杯だし、
それを手放すつもりもないんだよ。
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だから劇場でアタシをプロデュースしてよ。他の
みんなと一緒に公演に出るから。うん、バッチリだ!
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あ。なるほ……いや、事務所の問題もあるし、
そもそも玲音は、基本いつも海外にいるじゃないか!?
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事務所は何とでもなるってば。それに最近、
プライベートジェットも買い替えたしね!
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ぷ……プライベートジェット? 買い替えた!?
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そう、だから呼んでくれれば文字通り、飛んでくる!
決まりだ! よろしくね、プロデューサー♪