1
(クレシェンドブルーのステージプランも、
だいぶ固まってきたな)
2
(アイドル達の熱意に応えようと、スタッフも日々、
頑張っている。いい公演にしないとな……)
4
おっと、電話だ。
はい、765プロライブ劇場です。
5
え? 箱崎さん……あ、星梨花のお父さんですか!?
いつもお世話になっております!
6
え? 昨日の星梨花の帰宅時間……?
あっ……!
7
そんな! わたしには何も言わなかったのに、
プロデューサーさんだけ怒るなんて……。
8
いや、ちゃんと連絡しなかった俺が悪かったんだ。
中学生を、外が暗くなるまで帰さないなんて……。
9
確かに非常識だったよ。
ずいぶん心配させてしまったようで、申し訳ない。
10
それで、お父さんとも話し合って、
星梨花には門限を設けることにしたんだ。
11
門限……。みんながレッスンしてるのに、
わたし、先に帰らないといけないんですか……?
12
心配しなくても大丈夫だ。
レッスンに必要な時間は、きちんと確保するよ。
13
ステージに支障はないし、みんなにも迷惑を
かけることにはならないから、安心して欲しい。
14
よかったわね星梨花。レッスンも工夫するから、
心配しないで、いつも通りやりましょう。
16
それじゃ、みんなも待ってるだろうし。
トレーニングルームに行きましょうか?
17
俺もあとで見に行くよ。
星梨花、静香、本番までもう少しだ、頑張ろうな!
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星梨花、タイミングずれてる!
後半バテたからって、モタつかないで!
21
お~っとっと! みんなこっち寄りすぎ~!
茜ちゃんが好きなのはわかるけど!
22
はぁ、はぁ……。
振り付けは、なんとか頭に入ったけど……。
23
タイミングは、体で覚えなきゃダメみたい。
もっと歌もダンスも、回数をこなしていかなきゃ。
26
ああ、そのことなんだけど……。
居残り練習は、なしにしようと思うんだ。
28
はい、プロデューサーと相談して決めました。
練習は、時間通りに終わらせます。
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……どうして、そうなるの?
回数をこなすんじゃなかったの?
32
そうだけど、それは練習時間の中ですればいいから。
みんな、この公演以外の用事だってあるし……。
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何でもないわ。……そう。
リーダーのあなたが言うなら、仕方がないわね。
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なに、志保。言いたいことがあるなら、遠慮しないで。
38
別に、何もないわ。
それに、言ったからって、変わらないだろうし。
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それより、もう時間でしょ。
私、帰るわ。お疲れさまでした。
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大丈夫だよ、静香。
志保には、俺から後でちゃんと話しておくから。
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プロデューサー……
わかりました。お願いします……。
44
(一筋縄ではいかないな……。
だけど本番のステージまでは、まだ時間がある)
45
(目指している場所は、みんな同じなんだ。
歩幅と道筋だけ、そろえることができれば……)