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(謎の女性につれられて、お店にいざなわれた瑞希。
いざとなれば俺が出ればいい。ここは見守ろう……!)
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申し遅れました……私、パワーストーン
コンシェルジュの、『石 伊井代』と、申します……。
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石 伊井代さんですね。
私は、真壁瑞希と申します。
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瑞希さん、貴方には悩みがありますね。
それはずばり……。
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たまに言葉を噛んでしまうこと……!
では、ないでしょうか?
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(この石 伊井代とかいう人、確かにすごいぞ……)
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長年の勘で……わかるのです。
……うちに良い商品がございますよ。
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はい。こちらです……勝舌石といって、とても
希少な石です。これを身につけると、噛みませんよ。
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うーん、本当ですか? ……なんだか、怪しいぞ。
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ええと、はい。東京特許許きゃ……、
とかきゃく、きょか……きょ……、うう。
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では、この石を持って……
また言ってみてください。
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東京特許許可局、生麦生米生クリーム、
青瑞希赤瑞希黄瑞希。……! こ、これはすごい。
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はい。五百円です。これは……とてもパワーの強い
石ですから、使いすぎには注意してくださいね。
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わかりました。ここぞという時だけ使います。
ありがとうございます、伊井代さん。
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瑞希、いい買い物したな!
あんな石があるなんて、ビックリしたよ!
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はい。最初は少し怖いと思いましたが、
勇気を出してついて行ってよかったです。
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……さん、おかあさん、わあああああああ~ん!!
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ああ、やっぱり! 大変、あの子迷子だよ!
お母さん探してあげなきゃ……!
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あ、恵美……! 行っちゃった。
よし、俺達も追いかけよう!
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えっぐ、えっぐ……おかあさ、おかあさん……。
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アタシは、通りすがりのお助けお姉ちゃん!
はい、アメあげる♪
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おおっ、泣き止んでエライねっ! さ、お姉ちゃんと
一緒に、あの一番目立つ柱のとこにいこ?
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そしたら絶対、お母さんが見つけてくれるから!
ね、心配しないで?
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あっくん! あっくん!!
よかった、やっと見つけられた……!
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あなたが、保護してくれていたんですね!
うう、なんとお礼を申し上げたらいいか……ぐすっ。
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お礼なんていいですよ! ふう、見つかって
よかった~! にゃははっ♪
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あら? お嬢さんどこかで……あっ!! あなた、
もしかして765プロライブ劇場の、所恵美ちゃん?
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へ? あ、あ~! ち、ちがいますよ!
アタシはただの通りすがりの者で……それじゃっ!
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あっ、お姉ちゃん! ありがとう!
僕をたすけてくれて、本当にありがとう~!
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ふう……。えへへ、なんか急に名前呼ばれて、
思わず逃げちゃった……。悪いことしたかな?
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そんなことないよ。
男の子もお母さんも喜んでたし、立派だったぞ、恵美。
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にゃはは、大げさだってば~。
予定外に時間かかっちゃったしさ。
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みんな、なんかごめんね~。
もう遅くなっちゃったし、帰ろっか!
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いや、まだ大事なことが残ってるだろ?
帰りは俺がみんなを送るから、まだ大丈夫だぞ。
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いろいろあったけど、次は恵美の番だ。
欲しいもの、見つけてなかったっけ?
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え、ま、まあそうだけど。ん~、実は……
矢のモチーフの、ブレスレットがあったの。
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射手座っぽいモチーフだし、3人でおそろでつけたら
かわいいかなーとか思ったん、だけど……。
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(……そうか。たくさん手に持ってたのは、
3人分……。なるほどな)
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てかさー! プロデューサーこそ、
まだ何も買ってないじゃん! そっち優先!
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まあ、そうなんだけど……
実は今、ちょうど欲しいものを見つけたんだ。
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恵美の気に入った例のブレスレット、3つ。みんな、
お揃いでつけてくれ。俺はそれが一番嬉しいかな。
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プロデューサー……。
もう~っ、ほんとそういうとこズルい!
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ようするに……アタシらもブレス、
買ってもらえるってコト!?
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(紆余曲折あったが、今日はなかなか充実した一日
だったな。みんなにも、いい影響があった気がする!)