MLTD Archive(β)

小さな銀河の真ん中で

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(今日はプラネタリウムイベントのミーティング。 だが劇場では、秘密の計画が動き出していた……)
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失礼します。 ……はて。誰もいないのですか?
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皆だけでなく、プロデューサーまで……。 確か今日は、公演の打ち合わせだったはず。
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時間は……間違えたわけではないようですね。 皆、どこに行ってしまったのでしょう?
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机の上に、何か置き手紙のようなものが…… これは……。
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『四条貴音様。本日、秘密のティーパーティーが 開催されます。下記の場所までお越しください』
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秘密の、てぃーぱーてぃー……?
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SE
ガチャ
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指定の場所は、こちらのようですが…… よもや、誰かのいたずら……という事は……。
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SE
パチッ
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パーティーへ、ようこそ~!
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海美……それに美也、まつり姫も。 皆、ここにいたのですね。探しましたよ。
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お疲れさま、貴音。 わざわざ足を運ばせて、悪かったな。
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いえ、それは構わないのですが……あの、 プロデューサー。これは一体……?
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ああ。今日は急遽、ミーティングという名の レクリエーションをする事になったんだ。
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れくりえーしょん……と、申しますと……。
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ずばり! レクリエーションという名の、 秘密のティーパーティーなのですー!
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貴音さん、ティーパーティーにようこそ☆ お茶もお菓子もたくさんあるから、食べてね!
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今日は貴音姫のために、特製のふわふわマシュマロを お菓子の国から届けてもらったのです!
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さあ、貴音姫。 おひとつどうぞ、なのです。あーん♪
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あ、あーん……。ふむ、このふわりとした食感…… ましゅまろとは、真、甘美な食べ物ですね。
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けど……まつり姫は、食べないのですか?
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まつりはいつも食べているので、大丈夫なのです。 今日は主役の貴音姫が、たくさん食べるのですよ!
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主役……私が? はて、それはどういう……。
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よいしょっと。次は、私の番ですよ~。 貴音さん、いざ尋常に、勝負です~。むんっ。
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美也。その将棋盤は、どこから……?
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これは、家から持ってきたんですよ~。 エレナさんと遊ぶのに、使っているんです~。
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貴音さん! 将棋で頭を使って疲れたら、 私と一緒に体を動かそうねっ! 筋トレするよ~!
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海美、筋とれは後でも良いでしょうか? まだ将棋を指すどころか、ましゅまろも……。
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もちろん、後でオッケーだよ! パーティーは 始まったばっかりだし。ね、プロデューサー☆
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はは、そうだな。それにしても貴音、 急に賑やかで、びっくりしてないか?
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ええ……そうですね。 皆の真意が理解できず、少々戸惑っております。
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驚かせてごめんな。今日のお茶会で、みんな、 貴音を元気づけたいんだそうだよ。
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私を、元気づける……?
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貴音姫とパーティーがしたいと、 最初に言い出したのは海美ちゃんなのです。
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最近、貴音さんにすこし元気がないのに気づいて、 元気づけたかったんだそうですよ~。
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え……えーっ!? ちょ、ちょっと待ってみんな、 それ言っちゃうの!? 聞いてないよーっ!
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まぁまぁ。別に悪い事をしてる訳じゃないんだし、 そんなに恥ずかしがらなくてもいいじゃないか。
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でもでも~! ううっ……。
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なんと、そうだったのですか。 けど海美、何故そのような事を……?
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だって貴音さん、家族と離れて暮らしてるんでしょ? お姉ちゃんの話した時、さみしそうだったから……。
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それは……。
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私、鈍いからっ。貴音さんの事情とか全然知らなくて、 余計なコト言っちゃったかもって……。
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それは、私も話していませんでしたし…… 海美が気にする事ではありませんよ。
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うん。でも、貴音さんも私と同じようにさみしいのかも ……って思っちゃったら、無視するとかできなくて。
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それで、私にできることって何かな~?って考えたら、 みんなと一緒に、にぎやかにすることかもって!
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にぎやかに……。
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それでみんなやプロデューサーにお願いして、 ミーティングをお茶会風にしてみたんだけど……。
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こういうの、ダメだったかな……?
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だそうだけど……どうだ? 貴音。
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海美……それに、皆も。 何やら、気遣わせてしまったようですね。
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ですが、私は皆の家族の話を聞く事は、決して 嫌いではないのです。むしろ、聞かせてほしいのです。
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えっ……そうなの?
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はい。家族の話を聞けるのは、劇場の仲間だからこそ。 故に私は、皆と親しくなったように感じています。
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ですが、海美の心遣いも、とてもありがたいものです。 私も、寂しがっている場合ではありませんでしたね。
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海美。そしてまつり姫、美也。このぱーてぃーと、 今度のライブ、必ずや成功させてみせましょう。
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そのためにも…… 私からも、提案して良いでしょうか?
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もちろんだよ! 提案してっ、どんどんして! 私、なんでも聞いちゃうから!
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ふふ、ありがとうございます。 美也もまつり姫も、構いませんか?
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はい、もちろんですよ~。私たちと一緒に、 お茶会で盛り上がりましょう~。
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それでは、改めまして…… 秘密のティーパーティーの、始まりなのですー!
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(それからみんなは、お茶を飲んだり、 お菓子を食べたりしながらライブの相談をしていた)
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(貴音も楽しそうに、おしゃべりをしていた。 ……いい後輩を持ったな、貴音!)
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