1
(次の天体公演に向けて、美也、まつり、未来と
ミーティングをする事になったのだが……)
2
……はふぅ、五臓六腑に染みますなあ~。
美味しいココアで、体がポカポカです~。
3
プロデューサーさんも、どうぞ~。
甘くて、とってもおいしいですよ~。
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(時間を間違えた美也が、早めに劇場に来たので、
ココアを飲みながら、ふたりを待つ事にした)
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あー、フライかー……。
よーし! 次こそホームランだー!
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外がにぎやかだな。あの声は……昴と海美と環か。
こんな寒いのに外で野球とは、3人とも元気だな……。
11
おや~? これは、『月刊メー』の最新号ですね~。
プロデューサーさん、読んでもいいですか~?
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ああ、構わないよ。今月号は、
雪歩のインタビューが載ってるんだ。
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お~。雪歩さんが、UFOに遭遇した話ですか~。
なかなか興味深いですな~。
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(未来とまつりを待っている間、雑誌を読んでいると、
美也の手がセンターページで止まった)
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おや~? 地球に、隕石が接近しているんですね~。
衝突する日は……なんと、今日だそうですよ~。
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えっ!? 隕石が衝突するだって?
あはは、そんなまさか……。
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!? 今、空が光って……いや、気のせいか。
昴がホームランを打っただけだよな。うん。
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でも、すごい音でしたね~。もしかしたら
本当に、隕石が落ちたのかもしれませんよ~。
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お疲れ様でーすっ! うう~、寒いーっ!
あっ、美也ちゃんだ! もう来てたんだね♪
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はい~。時間を間違えて、早く来てしまいました~。
未来ちゃんは、まつりちゃんと一緒だったんですか~?
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うん! さっき入り口で、バッタリ会ったんだ!
そうだよね、まつりちゃん?
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寒かっただろ、ふたりとも。ココア飲むか?
青羽さんに用意してもらったんだ。
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まつりちゃんも、どうぞ~。
マシュマロを乗せると、美味しいですよ~。
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あ、ありがとう。
でも、私……マシュマロは苦手なんだ。
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まつりちゃん、何言ってるの!?
配る用のマシュマロ、いつも持ってるよね?
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そうですよ~。それに、まつりちゃんのプロフィールに
ちゃーんと書いてありますよ~。好きなものって……。
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プロフィール? 何の……?
ごめんなさい。私、ちょっとわからなくて……。
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えっと……忘れちゃった、のかな?
あの……あなたたちは、誰ですか?
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えーっ!? 私だよ、まつりちゃん!
未来……春日未来だよ! どうしちゃったのー!?
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私は、宮尾美也と申します~。
初めまして……になるんでしょうか~?
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そして俺は、この劇場のプロデューサーだけど……
まつり、冗談はそろそろ……。
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未来ちゃんに、美也ちゃんに、
プロデューサーさんだね。うん、覚えたよ。
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あっ、私も自己紹介しなきゃ。
私は……あれ? 私、誰なんだろう……?
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君の名前は、徳川まつり。
この劇場に所属している、アイドルだよ。
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徳川まつり……この劇場の、アイドル?
……そう。私、アイドルなんだ。そう……。
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それで……私は今日、どうしてここに来たんだろう?
もしかして、アイドルのお仕事があるのかな。
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あ、ああ。そうなんだ。 新しい公演で、
ユニットを組んでもらう事になったんだ。
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おお、そうでした~。今日のミーティングは、
新しいお仕事のお話なんですよね~?
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そう……。じゃあプロデューサーさん、
そのお話、始めてください。
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あ、ああ。次の天体公演は、この3人でと思って……
ユニット名は『タウラス』。おうし座という意味だ。
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ただ今回は、コンセプトも曲も何も決まってないんだ。
だから、これからみんなで考えていこうと思って……。
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ええっ!? いいんですか!
みんなで考えていいなんて、すっごく楽しそう!
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はい~。とっても、面白そうなユニットですね~。
腕が鳴りますな~、むふふ。
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(まつりは神妙な様子で、ミーティングを聞いている。
冗談なのか? それとも……?)