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(志保も茜もエレナも、プリンを前に神妙な顔を
している。さて、どこから話そうかな……)
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そんなことないです。
家ではよく……弟と、食べたりしますし。
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そっか、しほりん弟くんいるんだったよね!
陸くんだっけ。元気かニャ?
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撮影の間、家族と離れてるの、寂しいよネ。
ワタシも、家族に会いたいな~。
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志保。違っていたらごめんだけど……
もしかして、ホームシックなのか?
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!! ち、違います!
別に、そんなんじゃ……。
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あー!! そっか!
シホ、それで元気なかったんだネ……。
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なるほどなるほど……ホームシック、いいよ!
別に恥ずかしがる事じゃないよ、しほりん!
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茜ちゃんは今回の撮影、合宿みたいで楽しいけど。
でもやっぱり、お家最高って気持ちはあります!
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……泊りがけの仕事、初めてじゃないですし。
気にしてるつもりはなかったんですけど。
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綺麗な景色を、母にも見せたいと思ったり。
弟にも、おいしいご飯、食べさせてあげたいとか……。
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そんなふうに、急に家族のことを思い出してしまって。
仕事に集中しなくちゃいけないのに……。
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(人一倍家族思いな志保の事だ。
お母さんや弟さんの事を思い出すのは当然だろう)
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(それで仕事に集中できないのを、
気にしていたんだな)
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ねえ、シホ。
やっぱり、ワタシたちと一緒に、プリン食べよう?
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それで、帰ったらリクくんにも、プリンを
作ってあげるといいヨ。すっごくおいしかったって♪
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エレナちゃん……天才!? そうだよ、しほりん!
つまりこれは、陸くんのために必要な味見なのだ!
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いいじゃないか、志保。それに、お姉さんが仕事を
楽しんでくれていたほうが、弟さんも嬉しいと思うよ。
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帰ったら弟さんに、たくさんお土産話を聞かせて
あげるといい。一緒にプリンを食べながら。
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さすが茜ちゃんのプロデューサーちゃん!
いいコト言った!
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わかりました。……茜さん、エレナさん。
撮影が終わったら、作り方、教えてもらえますか。
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うん! 簡単だけど、すっごくおいしいからネ♪
ワタシも、帰ったら家族に作ってあげようっと!
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(茜とエレナの笑顔につられるように笑顔になった
志保が、プリンを食べる。……よかったな)
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(作品をいいものにしたいという気持ちは、みんな
同じはず……今は最終日まで、走りきるしかない!)
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ね? だから言ったでしょ。あの子達と
プロデューサーがいれば、大丈夫だって。
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そうみたいですわね。
……ふふ、心配して損しましたわ。
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はぁ……まったく。
相変わらず、世話が焼けるんだから。
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ホッとしたら、甘いものが食べたくなってきちゃった。
ねえ、私達にはプリンないの?
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もちろん、わたくし達の分もありますわよ! エレナが
キッチンの冷蔵庫に入れておいてくれたそうですわ。
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まあ、素敵♪ あとで茜ちゃんとエレナちゃんに
お礼を言わなくちゃですね。