2
海美さん!
お待たせしちゃって、ごめんなさい。
3
まったく……遅いわよ! もうあずさお姉さまは
お待ちになっているんですからね!
4
うん、急がなくっちゃ! せっかく久しぶりに、
3人でお昼が食べられるんだもんね♪
5
わかっているなら、よろしくてよ。
それから……。
7
な、なんでもないわ!
早くしないと、置いていくわよ!
8
それでね! 海美さんにバトンが渡ったら、一気に
他の人を抜いて1位をとっちゃったの。すごいよね♪
9
べ、別に……あんなの、たいしたことじゃないわ。
それより育、あなた授業中によそ見をしていたの?
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だって、すごくカッコよかったし……海美さんの活躍、
あずさお姉ちゃんにも聞いてもらわなくちゃって!
11
ふふ……。育ちゃん。とっても素敵なお話だけど、
もうひとつ気をつけなくちゃいけないことがあるわ。
12
海美ちゃんは、育ちゃんのお姉さまになったのだから
……『お姉さま』って呼ばなくちゃ。ね?
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あ! ……そ、そっか。
それじゃあ、えっと……海美お姉さま……?
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!!! ……お、お姉さまっていうのは、ちょっと……
お、お姉ちゃんとかでも、良くってよ。
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あら、それはダメよ。
ちゃんと『お姉さま』でなくちゃ。
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育ちゃんに『お姉ちゃん』って
呼ばれていいのは、私だけだもの。
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だから海美ちゃんも、私のことは『あずさお姉ちゃん』
って呼んでいいのよ? 小さいころみたいにね♪
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えーっ!? ……じ、じゃあ、その……
あ、あずさお姉、ちゃん……。
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うふふ、うれしいわ。
まるで昔に戻ったみたい……♪
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……ね、ねえ、育。あずさお姉ちゃんって、
ちょっと変わってるよね……?
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まあ、ふたりで内緒話?
ずるいわ、私も混ぜてくれなくちゃ……。
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学び舎で気品を育み、庭園にて優美に歌う。ここは
乙女たちが日々を謳歌する『聖ミリオン女学園』……