2
あら、海美ちゃんだわ。あっちは、1年生の……。
もしかして、育ちゃんに会いに?
3
手に、何か持っているみたいだけど……プレゼント
かしら。まぁ、さっそく仲良くなったのね。ふふっ♪
4
海美さんが手に持っているもの、私には
オモチャのヘビに見えるんだけど……。
5
でも、出会いというものは意外なところに転がっている
から……オモチャのヘビで、仲良くなれるのかも?
6
私なんて、お昼寝していただけなのに。とっても
かわいい妹がふたりもできましたから♪
7
ミス・ローズのところは美希さんと星梨花さんがいて、
安泰ね。静香にも、いい妹ができると良いのだけれど。
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そういえば、会長のところは、海美ちゃんが自分で
選んだ妹じゃないんでしょう? いいんですか?
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そうね。でも、とってもいい子たちだし……もしも
嫌だったら、言ってくれるんじゃないかしら。
10
私は海美ちゃんのことも、育ちゃんのことも、
信じているもの。
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……これは、海美ちゃんの
苦労がしのばれますわね。
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姉妹には、それぞれの姉妹なりの形があるとは思うけど
……こればっかりは、そうかもしれないわね。
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あ、あらあら? 育ちゃんと……
あなたは、ミス・ロータスの妹の……。
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最上静香です。……ミス・ラベンダー!
海美の友人として、今回のことは許せません!
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貴女は、海美のことを
何だと思っているんですか!?
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事情は、転校生さんに聞きました。
ふたりに仲良くしてほしい、と言ったそうですね……。
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海美が貴女を慕う気持ち、知らないとは
言わせません! あんまりじゃないですか!
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育ちゃん。育ちゃんにとっても、海美ちゃんと
仲良くして欲しいというのは、負担だったかしら……?
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う、ううん。負担とかは、ないけど……でも
「どうしてわたしなんだろう?」とは、思ったかも。
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それがわからないから、わたし、高坂さんのこと
知りたいと思ったんだけど……。
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転入以来、貴女とたくさん話をしていたはずの中谷さん
でさえ、こうなのに……海美の不安が、わかりますか?
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ふたりに仲良くしてほしいというのは、私の本心で……
心からの願いだったのだけど……。
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うん……でもやっぱり、
わたしはあずさお姉ちゃんじゃないから。
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人の気持ちを、勝手に
決めちゃうのはよくないと思う。
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……そうね。特別言葉にしなくても、
わかってくれるだなんて……。
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私、海美ちゃんにとっても甘えていたんだわ……。
あの子に、謝らなくちゃ……。
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あのっ……そういうことなら、お手伝いします。
友達として、海美のこと、放っておけませんから!
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それから、たくさんの人の協力があって。
私は改めて、海美ちゃんとお話することができた……。
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海美ちゃん、泣かせてしまってごめんなさい。
あなたはとても大切な、私の……。