5th Track Girls don't stop
1
(恵美達のバンド練習を見ていたら、高木社長から
電話があった。その内容というのが……)
5
でもでも! ライブって、50%の速度で
曲を通せるようになったばっかりなのに……?
6
初ライブとか、もちろんいつかはやりたいですケド。
もうちょっと後の話だと思ってました……。
7
すまない。今回の件、社長がものすごく乗り気なんだ。
アイドル達のバンドを楽しみにしているみたいで……。
8
そっか~。社長もアタシたちみたいに、
バンド仲間ができてうれしいのかもしれないね。
10
3人のバンドは、まだ始まったばかりだ。着実に
成長をしているからこそ、ペースを乱したくない。
11
初ライブを急ぐことで負担がかかるなら、
今回の話は断ってもいいと思う。みんなはどうだ?
12
うーん……そうだね。アタシたちに、
期待してくれるのはうれしいけど……。
13
ありさたちじゃ、技術的に不安がありますよね。
やっぱり、今回は……。
14
あ、あの! 恵美さん、亜利沙さん、
プロデューサーさん!
19
私、ギターは、ひとりで歌う時にあったら便利かも~?
って思って、始めただけだったんです。
20
だからこんなふうに、みんなと一緒に
バンドで弾くことになるなんて思ってなくて。
21
でも、バンドが始まったら……みんなと演奏するの、
想像の100倍くらい楽しかったんです!
23
だから「バンド仲間ができてうれしい」って、
すっごくわかる気がして……。
24
そしたら「みんなとライブに出たい」って気持ちが、
口からぽーんって……ううっ、すみません~。
25
社長がブッキングしたのは、ごく普通の
ライブハウス出演……アマチュアバンドとの対バンだ。
26
アイドルを見に来るお客さんだけじゃないだろうし、
何かと厳しいかもしれない。それでも、挑戦するか?
28
そこまで言われちゃったら、しょうがないな~。
ね、亜利沙?
29
は、はい! ありさ、DJとしての腕は
まだまだですが……食らいついていきますっ!
31
3人にやる気があるなら、
俺からとやかく言う必要はないな!
32
ライブ当日まで、もうあまり日がない。
今はとにかく、練習を頑張ろう!
34
おっと、もうこんな時間か。
可奈、そろそろ帰らなくて大丈夫か?
35
わっ、本当だ~!?
後片付けがまだなのに~!
36
それくらい、アタシらでやっておくって。
お疲れさま、可奈!
38
ありがとうございます、恵美さん、亜利沙さん!
プロデューサーさんも、また明日!
39
可奈、気をつけて!
慌てて走ったりして、転ばないようにな!
41
なんか、可奈がいるとにぎやかでいいよね!
それに今日は、なんか、助かっちゃったかも。
42
もしかして……可奈ちゃんが
「ライブに出たい」って言ってくれたことですか?
43
うん。アタシなんて、初心者だしって、
気後れしちゃってたけど……。
44
でもあんなふうにまっすぐに「一緒にやりたい」って
言われたらさ……うれしくなっちゃうよね。
45
ありさも、うれしかったです! ライブに備えて、
最高のトラックを作らねば……!
46
うん。期待してるよ、亜利沙!
一緒にがんばって、すごいライブにしようね!
48
(3人の気持ちが、いい形で影響しあっている。これが
人と一緒に音楽をやる、醍醐味なのかもしれないな)