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デラシネの君と

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その後、生徒会選挙は粛々と行われ。恵美お姉さまは、 見事生徒会副会長として、当選を果たしました。
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私たちから見ると、どこか複雑なふたりの関係は…… ただの「美奈子さんと紬さん」に戻ったみたいです。
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だから、私はもうミス・アルメリアじゃないけど。 恵美ちゃんと桃子ちゃんとは、姉妹に戻ったの。
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……なんですか、それは。デラシネと呼ばれる私に 対する、あてつけですか? それとも、自慢ですか?
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そ、そうじゃないよ! ただ、紬ちゃんにはちゃんと 報告しなくちゃと思って。それから……。
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恵美ちゃんと桃子ちゃんがね。紬ちゃんも、 私たちといっしょに、姉妹にならないかって……。
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……。
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桃子ちゃんが言ってたよ。 「姉妹が3人だなんて、誰が決めたの」って。
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桃子さんらしいですね。 ……ですが、お断りいたします。
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今の私は、「デラシネ」らしいですが…… これはこれで、案外気に入っているのです。
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……ねえ、紬ちゃん。私が卒業したら、恵美ちゃんと 桃子ちゃんのこと、お願いしてもいいかな。
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ふたりとも、すごくいい子なの。だから……。
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そうでしょうね。あなたのように 厄介な人の妹が、務まるくらいなのですから。
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ううっ……。
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けど、そうですね。私はまだ、卒業まで だいぶ時間がありますし。考えておきましょう。
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私やあなたが、どう変わろうとも。 ここに咲く花は、変わらないのですね……。
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学び舎で気品を育み、庭園にて優美に歌う。ここは 乙女たちが日々を謳歌する『聖ミリオン女学園』……
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