2
ん……。あれ、ここは……?
えーと、確か睡眠ガスを吸い込んで……。
3
私たち、仲良くシュミの悪い部屋に閉じ込められた
のよ。レディ・Iとディーディーは、別の場所みたい。
4
ええっ!? つ、通信は……ダメか。
まだ『輝きのダイヤ』を手に入れられてないのに……!
5
そう。
あなたの目的は、『輝きのダイヤ』だったの。
6
わ、私……悪いと思ってないですから!
裏切りなんて、この世界じゃフツーだし!
7
私は、レディ・I先輩が持っているダイヤを、絶対に
手に入れなくちゃならないんです! だから……。
9
あの~……リトルさんは、他のみんなが
捕まっちゃったのに、心配じゃないんですか……?
10
別に。いざとなれば、逃げる時間くらい稼げるし。
私たち月兎隊は、そんなにやわじゃないから。
11
フッフッフ……私自慢の『接待室』の居心地はどうだ?
ウサギども!
12
あっ、オークションマスター!
ねえ、どうして私まで捕まってるの!?
13
私は疑い深くてね。シャインナイト、君が私を
裏切っている可能性もある……そうだろう?
15
信じてほしければ……目の前の仔ウサギを始末しろ。
そうすれば、貴様の望みのダイヤはくれてやる!
16
もしくは、他の2人からでもいいぞ。
貴様に選ばせてやろう。どうだ?
18
はぁ……呆れた。悪役のセリフって、
どうしてこう代わり映えしないのかしら?
19
ええい、うるさい! どうした、シャインナイト!
ダイヤを手に入れたければやらないか!
20
いいわ、シャインナイト。かかってきなさい。
その代わり、私も大人しくやられるつもりはないから。
22
どうした、今更躊躇しているのか? シャインナイト。
言うとおりにしなければ、ダイヤは手に入らないぞ?
23
私は……私は、怪盗シャインナイト!
私には目的がある! けど、ウサギ殺しなんかしない!
24
オークションマスター、あなたには従わない!
私はダイヤを手に入れて、リトル先輩を助けてみせる!
29
な、なんだ貴様ら!?
あの警備の中をどうやって……!?
30
警備とは、廊下で転がっている方々のことですか?
著しく水準が低かったので、見直しを推奨します。
33
ほら、『輝きのダイヤ』よ。
これでしょ? あんたが欲しがってるのって。
35
何か事情があるみたいだし。
ひとつ貸しにしておいてあげるわ。
36
それに、お宝はその価値に相応しいウサギが持ってこそ
真価を発揮するものなのよ。
38
ふん! 貴様に価値などあるものか!
そのダイヤは、私のような者にこそ相応しいもの!
39
ほんと、あきれた。
足りないのは、語彙力だけじゃないんだね。
40
バカじゃないの? あんた。
自分の価値なんてものはね、自分で決めるのよ!
42
つまり……あんたが持っているお宝は、ぜーんぶ
私が持っているべきだってこと! にひひっ♪
43
こ、この天井知らずのゴーツクバリめ……!
お前達、やってしまえ!
48
おいたがすぎましたな~。反省するといいですよ~。
49
な、なんだ!? 何が起こって……!
ぐぬう! め、目が回る……!
56
対象の生体反応、半径100キロ圏内からの
消失を確認。お見事です、お嬢様。
58
あなた、知らなかったの?
レディ・Iの特殊能力。
59
聞いてません……っていうか、私、
こんな人たちを敵に回そうとしてたの? ひええ……!