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うーん。桃子ちゃんとプロデューサー、
何話してるのかしらね……。
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ガーデニング教室の時の話か……ううん。
今日のレッスンの話かもしれませんね……。
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……私たちも、こうして待っていてもしょうがないし。
風花ちゃん、飲みにでも行きましょうか?
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このみさん……ご、ごめんなさい。
今は、お酒は……。
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そう。なら、ご飯に付き合ってくれないかしら?
ひとりで食べるのって、味気ないのよね。
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このみさん……ありがとうございます。
ええ、喜んで。
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ねえ、風花ちゃん。
桃子ちゃんのことなんだけど……。
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あっ……はい。私のせいで、なんだかレッスンの
空気まで気まずくなっちゃって、すみません……。
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看護師だった頃は、小さい患者さんの相手は、
得意なほうだったんですけど……。
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桃子ちゃんに、なんて言えばいいのか、
わからなくて……。
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そうね。……桃子ちゃんは患者さんじゃなくて、
同じアイドル。しかも芸歴としては、大先輩だものね。
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……昨日の桃子ちゃんの言葉、もっともだと思います。
絶対に花が咲くなんて保証はありませんから。
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でも私、がっかりさせたくなかったんです。
あの女の子に、希望を持っていてほしくて……。
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その意見には、同感だけど……。
コミュニケーションには、正解がないから困るわね。
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私は、風花ちゃんの対応が間違ってたとは思わないわ。
あの子、すごく心配そうだったもの。
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でも、その優しい対応が、桃子ちゃんの心の
何かに触れたのも、事実なのよね……。
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……情けないです、私。
大人なのに、うまく言葉にできないなんて。
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あら、そんなもんじゃない? 私も大人だけど、
うまくできることの方が少ないわよ。ふふっ。
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昨日のことだけど……。桃子ちゃんには、
風花ちゃんの言葉が不誠実に聞こえたってことよね?
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それなら、桃子ちゃんの気持ちに寄り添うには、
誠意を見せるしかないのかも……なんてね。
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誠意……。そうですね。
身近な相手だからこそ、ちゃんと伝えなきゃ……。
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ええ。こういう時の誠意といったら、
やっぱりあの花が咲くことよね……。
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風花ちゃん。明日もう一度、花壇に行ってみない?
もしかしたら、状況が変わってるかもしれないし。
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わかりました。
私も明日、様子を見に行ってみます。
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自分にできることをやらなきゃ、ですよね。
信じられるように……ううん、信じてもらえるように。