MLTD Archive(β)

Disgusting Facts

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倉庫街……
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ごきげんよう、事務総長殿。 例のものはご用意いただけたかな?
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ええ、ここに。これさえあれば、我々の理想とする 世界が、速やかに訪れる事でしょう……。
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(あれがモーガンの言っていたアタッシェケースか。 目くらましで混乱させれば……!)
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ピカッ!
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ぐわっ!? な、なんだこの光は……!?
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あ、アタッシェケースが奪われたぞ!? 誰か、追えっ! 追えーっ!!
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ううっ……! つ、追跡は任せましたよ! 私は急いで戻ります……!!
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よし、うまくいったぞ! 事務総長はひとりで戻る、 ひとまずモーガンの言ったとおりになっているが……。
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なんなんだ一体……! この取引が失敗するなんて、 聞いてないぞ! なぜ教えない、モーガン!!
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早く、正しい未来を……!
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モーガンじゃないが、教えてやる。 お前は僕の拳を食らって、朝までおねんねだ。
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SE
ドカッ!
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あいつ、本当にきっかり36分後に戻ってきた。 まるで予言だな……。
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そのとおりですよ、スタークス。 私には、ほんの少し先の、未来を視る力があるんです。
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未来視か……なるほどな。 ちょっと教えてやれば、相手はイチコロだろう。
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ええ。この力があるから、 私は教祖をやれている。そういう事です。
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それもこれも、兄が所属する政治団体への 資金集めのためだったんですが……。
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そこで、『よくない未来』を視た……?
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ご明察。私は兄の手から逃れるため、いったん、 ミリニアムシティ監獄に身を隠したという訳です。
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ミリニアムシティ監獄に入れられるのは凶悪犯罪者…… 本来なら、殺人を犯した者のみですからね。
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だからって刑務所に身を隠すか? 普通。 趣味が悪いな。
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物事を上手く進めるには、協力者が必要なんですよ。 それは、そこにいるイーサンもご存知だと思いますが。
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……。
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それより、どこか安全な場所に移動しましょう。 これについて、貴方がたと話がしたい。
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これが、ハーマンが言っていたもの…… アンジーが知った、秘密なのか?
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これは……スパークドラッグだな。所謂パーティー ドラッグで、確かに違法ではあるが……。
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市場に出回っていて、それほど高いものじゃない。 犯罪者を解放してまで追うものかと言われると……。
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これはスパークドラッグを隠れ蓑に改造したものです。 多幸感、万能感などの効果はそのまま、副作用がない。
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恐ろしいのは、中にナノマシンが混入されていること。 摂取した人間を意のままに操る事も、不可能ではない。
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体内でウィルスのように自己増殖し、脳を支配し、 どんな命令でも聞かせられる……そういう代物です。
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そうか。目立った副作用がなければ、常用者だけで なく、一般人も手を出す可能性があるな……。
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ええ。まずはそこから……。次にミリニアム市内で、 少しずつ実験の場を広げていくつもりでしょう。
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ナノマシンで人を操るだって? SF小説じゃ あるまいし、一体なんだって奴らはそんな事を……。
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ところで、私達にはひとつ共通点があります。 それは全員、『特殊な能力がある』という事です。
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研究者達は、この特殊能力を『ユニーク』と呼びます。 そしてユニークには、この薬物が効かないとも。
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だから俺達に、この任務を……? もしかして、ハーマンは全て知っているのか?
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まあ、そういう事だろうな。……さて、 後はこいつをハーマンの所まで運ぶだけだが……。
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SE
ガシャーン!!
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!?
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えっと……あっ、いたいた。 やっと見つけた……♪
42
お前は……!?
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