1
(レッスンは順調だけど、ロコはまだ悩んでいる
様子だ。一度、しっかり話をした方がいいかな……)
2
……ん? エレナ、育。お疲れさま。
今日のレッスンは、もう終わったんじゃなかったか?
3
あ、プロデューサー! 今ね、ロコに
元気になってもらえるようにって、作戦会議してたノ!
4
わたし達、『レオ』の仲間だもん!
もっと何か、できることはないかなぁって。
5
そうだったのか……って、そのノートは?
なんだかびっしり書き込まれているみたいだけど……。
6
えへへ、これはね……じゃんっ!
ヨルノさんの、研究ノートだよ♪
7
まずは、ヨルノさんの魅力を知りたいと思って、
イクと作ったノ! ロコの真似してみたんだヨ~♪
8
プロデューサーさんも、見てみて!
はい、どうぞ。
9
どれどれ……うわっ!? 凄い熱量だな……!
これ纏めるの、大変だったんじゃないか?
10
レッスンの合間にやってたから、平気だヨ!
調べてみて、色々わかったノ! ね? イク!
11
うん! ヨルノさん、昔と比べて、
変わってないところも、たくさんあるみたい!
12
ファンのみんなのために、とか……。
歌うのが大好き、っていう気持ちとか!
13
こうやってまとめると、よくわかるんだよネ~!
どうプロデューサー、すごいでしょ♪
14
ああ、すごい……!
なあ、ふたりとも。少しこのノート、借りてもいいか?
17
……あっ、ロコ! いたいた。探したよ。
今、ちょっと話を……。
20
プロデューサーやみんなが言ってることも、
ロコがセルフィッシュなことも……わかってます。
21
でも……イクが言うように、
心が納得してくれないだけなんです……。
23
それに、同じアーティストとして、
ヨルノをリスペクトする気持ちは、変わりません。
24
ただ……。それでもやっぱり、どうしても
アグリーメントすることができなくて……。
25
ロコは、寂しかったんだよな。
自分が尊敬した人が、変わっちゃったことが。
27
でも……いつか変わってしまうからこそ、
残るものも、あるんじゃないかな?
29
アートとか、まさにそうだと思うんだ。
今、この瞬間の輝きを、形にして残す……。
30
変わってしまうからこそ、残したいと願って……。
その願いから、生まれるものなんじゃないか?
31
それは……。たしかに、その通りです。
アートにすれば、いつまでも残り続ける……。
32
うん。今のロコだって同じだ。
たとえ、ヨルノさんが変わったとしても……。
33
好きっていう気持ちは、ロコの中に残り続けると
思うんだ。だから、寂しく思うことはないよ。
35
それに……ほら。
このノート、見てみてくれるか?
37
そう、ヨルノオルカの研究ノートだ。
育とエレナが書いたものだよ。
38
『Q』が好きだからって、『ヨルノオルカ』を
好きになったらいけないって事はないと思うんだ。
39
気持ちも、そうやってアップグレードしていけば……
いつか、新しい扉が開くかも知れないぞ。
40
気持ちを、アップグレード……。
あ、あの、プロデューサー!
41
ロコ、ふたりのところに行ってきてもいいですか!?
今、たくさんトークしたい気持ちなの!
42
もちろん。ふたりとも、
まだレストスペースにいるんじゃないかな?
44
(ロコは迷いのない足取りで駆けて行った……
よし! これでどうにか、落ち着いたかな?)
46
ヨルノ! この前は、ソーリーでした。
『Q』のトークばかりしてしまって……。
47
ロコは、昔のあなたの作品が大好きでしたけど……
今の作品も、やっぱり大好きみたいです!
48
今日は、そんな思いをアートにしてきました!
この絵を受け取ってくれませんか?
49
えっ? わざわざボクに? あ、ありがとう……
……うわっ、デッカ!? ええと……。
51
イエスです! ずっと変わらない、あなたの魅力を……
精いっぱい、エクスプレッションしてみました♪
52
カラフルなところとか、ヨルノさんの絵に似てるかも!
すっごくあったかい感じだよね♪
53
ずっと変わらない……。
……。ありがとう、その……嬉しいよ。すごく。
54
やったネ、ロコ! 喜んでもらえて、
ワタシも嬉しいヨ~! 踊りたくなっちゃった♪
56
ヨルノ! ロコはあなたのファンですけど、
アーティストとしては、ライバルでもあります!
57
これからもお互いに、たくさんのアートを
生み出していきましょうね♪