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(ジュリアと恵美にさらわれて、あちこち
連れ回されている……今は、カラオケにやってきた)
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……はぁ!? おいおい、98点って
どういうことだよ。自分の持ち歌なのに……くぅ。
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にゃはは♪ あるある。
でもジュリアって、ホント歌うまいよね~!
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点数、もうちょっとで勝てないんだよな~。
消費カロリーなら負けてないんだけど。
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いや、恵美だって、すげえいい声してるよ。
正確なだけがいい歌ってワケじゃないし。
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そうそう。カラオケの採点は、
ゲームみたいなものだと思えばいいよ。
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だな! ……で、プロデューサー?
そろそろあんたも入れろよな。
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えっ!? いやいやいや!
無理だよ、ふたりの前で歌ったりとか……!
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ゲームみたいなもんだろ♪
ほら恵美、勝手に入れちゃえ! 知ってそうなヤツ。
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りょーかい! ん~、なにがいいかな~?
可愛いのがいい? それとも……
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あ、これにしよっと!
アタシたちも一緒に歌えるヤツ……っと。
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おっ、いいね♪ ほらプロデューサー、
マイクマイク! 今日のセンター、よろしくな。
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ふぅ……やっぱカラオケって楽しいな♪
ボイトレとかライブとかで、いつも歌ってんのにな。
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ねね、次どこ行く? アタシ的には、
やっぱファミレスは外せないかなーって……。
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ごめん、ふたりとも。
ええと……そろそろ仕事に戻りたいんだ。
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……んだよ。
ウチらといるの、あんまり楽しくなかった?
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楽しいに決まってるよ。だから心配なんだ。
このまま仕事に戻りたくなくなったら困るからな。
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そういうことなら、しょうがないかな~。
そろそろ返してあげよっか? ジュリア。
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ま、頃合いか……。
んで、どうよ? ちょっとは息抜きできたか?
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ああ、やっぱり……そういうつもりだったのか。
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そりゃ、わかるよ。気を遣ってくれてることくらい。
ありがとう、ふたりとも。
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ったく……。
担当アイドルに、あんまり心配かけんなよな!
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……。ね、プロデューサー。
本当に、このまま逃げちゃう?
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アタシたちとさ、全部捨てて、どっか遠くまで。
……なーんて。けっこう楽しそうじゃん?
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このままプロデューサーの車でか?
ははっ、そりゃロックだな! どうする?
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……ありがとう。でも、それはしないよ。
すごく楽しそうなお誘いだけど。
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仕事から逃げたいと思った事はあっても、
アイドルから逃げたいと思った事は、一度もないから。
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うん。今だって、ジュリアと恵美のデュオが
楽しみでしょうがないんだ!
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ふたりのおかげで、仕事をちゃんとしようって
思えるし、頑張れるんだよ。
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わかったわかった。
そういうとこ、あんたらしいよ、ホントに。
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そこまで言われちゃ、最高のステージを
見せてあげないとだよね~。アタシたちふたりで。
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ああ。見てろよ?
逃げなくてよかったって、思わせてやるからさ♪
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(ふたりのおかげで、リフレッシュできた。
よし、ここからのプロデュース、巻き返していくぞ!)