ううん、私は何もしてない…… ただ、みんなの背中をちょっと押しただけ! ふふっ。
1
ううん、私は何もしてない……
ただ、みんなの背中をちょっと押しただけ! ふふっ。
2
ふぅ……あれ? お疲れさまです、青羽さん。
何をしているんですか?
3
あっ、プロデューサーさん!
今のはなんでもなくて、その……えへへ。
4
それよりプロデューサーさん!
最近とっても忙しそうですけど、大丈夫ですか?
5
え? ええ、そうですね……。
まあ、今はかき入れ時ですから。頑張りどころです!
6
うぅ、わかってるんですけど、心配で……
お手伝いできることがあったら、言って下さいね。
7
どんな小さなことでも、遠慮しないでください。
同僚として、力になりたいんです!
8
ありがとうございます、頼りにさせてもらいますよ。
今でも十分、力になってくれてますけど。
9
えへへ……あっ!? そういえば今日、
社長さんと打ち合わせがありませんでしたか?
10
え……あっ! そうだ!
新施策の件で、事務所に呼ばれてるんでした……。
11
早速、頼りにさせてもらっちゃいましたね。
リマインド、助かりました!
12
いえいえ! これくらい当然です。
それより、くれぐれも無理しないでくださいね?
13
お仕事だから、仕方ないのはわかりますけど……。
それじゃ、行ってらっしゃーい!
15
おお、君! よく来てくれた!
実はね、面白くなりそうな仕事の話があるんだよ。
16
きっと君なら、喜んでくれると……おや?
君……大丈夫かね? 顔色がよくないみたいだが。
17
なんだか、全身からどんよりしたオーラが……。
ちゃんとお休み、とられてますか?
18
えっ、そんなにですか……。
いえ、大丈夫です。少し忙しかっただけですよ。
19
そうは言っても心配だしね。
仕方ない、今回は私がプロデュースをしようか。
20
まあ、社長ったら。
そういうの、冷や水って言うんじゃ……?
21
な、なにを言うんだね音無君!
私だって昔は、敏腕プロデューサーだったんだから!
22
待ってください。社長の腕前は信じてますけど、
ここは是非、任せてください!
23
せっかく面白くなりそうな仕事という話ですし、
やってみたいんです。
24
そうかね? 君がそういうなら、お願いしようか。
無理のない範囲で、よろしく頼むよ!
25
後でドリンクの差し入れ、持って行きますね。
グイッとやって、頑張ってください!
26
さて、それでだ……実は今、
デュオ曲を先行で作ってもらっているんだよ。
27
曲先行ですか? なるほど、確かに珍しいですね。
28
うむ! まだ歌詞もできていないが、
ある程度、自由な組み合わせにできるだろう。
29
どうかね? アイドル諸君のうち、
組ませてみたいデュオのイメージはあるかね?
30
はい! デュオは無限の可能性ですから。
前から考えている組み合わせも、幾つかありますし。
31
あら? 心なしか、顔色がよくなってきた気が……。
アイドルの話が、一番の薬なんですね! ふふっ。
32
(真新しさや状況を顧みると……よし、あのふたりが
よさそうだな! さっそく帰ってミーティングだ)