1
(いよいよ今日は、現地での初リハーサル!
全体の方向性と、イメージを掴みたいところだけど)
3
おーっ、メッチャいい感じ!
どうどう? みんな、どっか気になったとこある?
4
んー……ミキ的には、フォーメーションを
もう少し広くしてもいいって思うな。
5
そうですよねっ。
ステージを大きく使った方が、太陽っぽいかなーって。
6
あ、そしたら、ファンの兄ちゃん姉ちゃん達の
もうちょっと近くまで行けるよね!
7
そうね、後で演出家さんと相談してみましょう。
それじゃ、もう1回アタマから!
8
(自主的に、クオリティアップしてくれているな。
ありがたい……こっちは裏方に集中だ)
10
……ふぅ。どうにかまとまったな。
次の打ち合わせまで、少しだけ休憩……っと。
11
兄ちゃーん! お仕事忙しい?
ちょっとだけ時間いい?
12
おっ、亜美、お疲れさま。
大丈夫だよ、どうした?
13
ちょっと兄ちゃんの感想が聞きたいんだよね~。
ねえねえ、ここんとこの亜美、なんとなくスゴくない?
14
ああ、バッチリだと思うよ。
もうこのままライブできるくらいの完成度だな!
15
でしょでしょー!? なんかね、亜美、
早くライブがしたくて待ちきれないんだよね~!
16
ずーっとウズウズしてて、レッスンでもイタズラでも
とにかく全力チャレンジって感じなんだよねっ!
17
そうみたいだな。
イタズラはライブに関係ないけどな!
18
最近一番苦労したのは、兄ちゃんの名刺の裏に
亜美の水着ブロマイドを貼っといたヤツね!
19
さすがの亜美もちょぴっと恥ずかしかったから、社長の
黒いとこしか映ってない写真も混ぜといたんだ~。
20
ああ、苦労したのはこっちだけどな……。
取引先に変な目で見られたぞ?
21
あとねあとね、兄ちゃんのスマホの着信音を
悲鳴にしといたヤツも! 周りにウケたっしょ?
22
ああ、おかげで一発で名前は覚えてもらえたよ。
「個性的なチョイスですね」って言われたけど。
23
やっぱね~!
うんうん、役に立ってよかったよ~。
24
ま、兄ちゃんが、どーしても! 降参!
って言うなら、やめてあげてもいいけど?
28
う、うあうあ~、ゴメンよ兄ちゃん! もしかして
亜美たちやりすぎた!? 何かの扉を開いちゃった!?
29
待て待て、違うぞ。
特に何かに目覚めたわけでもなく!
30
ただ、水を差したくなかっただけだよ。
ステージでもビックリさせてくれそうだったから。
32
うん。こっちが思いもよらないようなステージを
見せてくれるんじゃないかって。
33
えっと……つまり兄ちゃんは、
もっともっと全力の亜美が見たいってこと?
34
そーゆーコトなら亜美、バッチコイだけど……。
ホントにいいの?
35
ああ、湧き上がってくる気持ち、やりたくなったこと、
そういう気持ちを全部ぶつけてくれ。
36
そのエネルギーこそが、『ソル』……。
劇場を照らす太陽に必要なものだからな!
37
……うんっ、わかった!
兄ちゃんがそこまで言うなら~♪
38
亜美もエンリョしないかんね!
なんか思いつくままに、全開でいくよーっ!!