1
(私が、一宮の家の養子……?
本当のお母さんは……神宮寺さん……?)
2
(突然過ぎて、何がなんだか……。
でも、直接聞くのが一番早いはずだから……)
4
お待たせ、真珠星。あなたが
私と二人きりで話したいなんて、珍しいわね。
7
パスポートを、取りに行こうとして……。
それで……。
8
そう……戸籍謄本を見たのね。私が委任状で、
さっさと取りに行くべきだったわ。
9
……あの! 神宮寺さんが、
私の本当のお母さんって……!?
10
ええ。私が、あなたの母親よ。
……少し待ってちょうだい。
12
藍? 久々のオフに、ごめんなさい。
……織姫の手紙を、持ってきてもらえる?
13
ええ。予定外だけど、知られてしまったの。
真珠星に渡すわ。
15
織姫が、あなたに残した手紙がある。
先に、それを読んでもらいたいの。
19
先日行われた我が御梨音プロ主催の音楽フェスだが、
知っての通り、大成功を収めた。
20
アイドル諸君はもちろん、君達の功績も大きい。
さすがは我が社の誇る敏腕社員だ!
21
ありがとうございます!
早速、次の企画も彼女と始動します。
22
アイディアは、もう既にいくつか。
すぐにでも企画を出します!
25
あれだけ大型企画を完遂した後なのに、
もう次のアイディアがあるなんて……。
26
敏腕社員ですから。……それじゃあ、もうひとつ。
驚きの事実を発表するね。
27
その……。
赤ちゃんができたみたいなんだけど……。
29
もっと早く言えればよかったんだけど、
フェスが無事終わるまではと思って……。
30
じゃあ、もっと前にわかってて……?
それはダメだ、もう君ひとりのことじゃないんだ。
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君と僕と子ども……3人で一緒にやっていかなきゃ。
だから、もっと周りを頼って。お互いに助け合おう。
32
うん、そうだね。生まれる前後は、
少しお仕事も休まなくちゃだし……。
33
当然だよ。……君のご両親は亡くなっていて、
近くに住んでいるのは、お姉さんだけだよね?
34
そうなの。私とお姉ちゃんは
おじいちゃんとおばあちゃんに育てられて……。
35
でも、とっても大事にしてもらったし。
お姉ちゃんがいるから、寂しくなかったわ。
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これからの事を考えると、頼れる人はなるべく
大勢いた方がいいね。うちの両親に声をかけてみるよ。
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結婚報告も含めてね。
きっと飛んできてくれるんじゃないかな。
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とんでもない、こういう事は急がなくちゃ。
さあ、これから忙しくなるぞ!
41
(小さい頃は色々あったけど、ここまでは順風満帆。
大好きな仕事と愛する人、幸せな人生だった)
42
(この先に待つ運命をまだ知らずに、
ただ純粋に、心から笑えていた……)