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(開催宣言公演の準備が進んでいる。忙しさで、
本番が近づいてるっていう実感が湧いてくるな……)
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えっと、ちょっと相談したいことがあって……。
今、大丈夫ですか? ダメなら出直しますけど。
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大丈夫だよ。
もしかして、戦う理由についての話?
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はい。みんなと色々やってみて、気付いたんです。
どの考え方にも、理解できるところはあるって。
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自分との戦いとか、楽しむためとか……
理解はできるんです。でも今回は、しっくりこなくて。
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これまで、未来や翼、劇場のみんなと、
色々なことを乗り越えてきました。
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戦えと言われれば、戦えるんです。でも、そこに
強い気持ちを乗せるには、どうしたらいいのかなって。
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真さんは、私にはもう、みんなと戦う理由が
あるって言ってましたけど……。
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なるほど。まあ……真が言いたかったことは、
なんとなくわかるかな。
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なんとなくだけど。静香は今回の話を聞いて、
真っ先に未来と翼のことを想像してたんだよな?
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それは結局、ふたりを意識してるからだと思うんだ。
戦うべきライバルとして。
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真もずっと、春香や千早、美希や伊織達と競い合って
きた。意識して、認めて。でも、負けられない……。
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そんな気持ちは、誰よりもわかるんだと思うよ。
静香も、負けられないって思った事はあるよな?
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だったらそれは、ライバルって事なんじゃないかな。
負ける事が怖くて、差を突き付けられるのが怖くて……
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目を背けたいけど、ずっと意識してしまう存在。
そういう相手だからこそ、戦わずにはいられない。
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うん。それに、戦いたくないと心から思える
相手だからこそ、戦う価値があるんじゃないかな?
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本気でぶつかり合って、競い合って、高め合える……
そんな仲間は、そうそう得られないと思うよ。
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それですよ、プロデューサー!
ボクが言いたかったこと。いやー、さすがだなぁ!
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すみません! 帰りの挨拶に来たら、なんだか
話し込んでたから、つい……静香もゴメンね。
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いいんです。真さんの言ってくれたこと、
ちゃんとわかって、よかったです。
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へへっ♪ あ、そうそう! それとね、
静香に一つだけ、言っておきたいんだ。
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静香、未来や翼のことばっかり意識してる
みたいだけど。ボクのことも、忘れないでよね!
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ううん! ボクだけじゃない。
環も朋花も、エミリーも麗花さんも、みんな。
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みんなもきっと、静香と本気で競って、ぶつかって……
それで、「一番輝きたい!」って思ってるはずだよ!
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真さん……ありがとうございます!
私も、やっとまっすぐ、そう思える気がします。
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うん、戦おう、静香!
ボクも本気で挑むから……手加減なしだ!
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はい、望むところです。
こちらこそ、よろしくお願いします!