MLTD Archive(β)

ショートドラマシアター

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ミリラジ・ショートドラマシアター。 第5話『オーディション』
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はぁ。そろそろオーディションかぁ。 絶対合格したいから、台本、読み込んでおかないと。
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ねえ未来。台本の読み合わせ、付き合ってくれない?
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オッケー♪ 静香ちゃんが受ける役はミリ子だよね。 じゃあ私はミリ夫をやるね。
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「ミリ子ちゃん、 僕は君がいないと生きていけないんだ!」
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「ミリ夫さん、どうしてもっと早くそれを言って くれなかったの? もう、終わった話よ」
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静香ちゃん、今の台詞、どういう気持ちで演じてた?
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どういう気持ちって……。 少しだけ未練があるけど、もう昔には戻れない、とか。
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もっと本気で演じないと、魂は伝わらないよ。
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み、未来? 私が頼んだのは、読み合わせなんだけど……?
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うん。今のは監督の台詞。
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監督の役はいらないの! 台本だけ読んでよ。
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でもオーディションに出るんだから、 絶対監督と会話するはずだもん。
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そんなにあまちゃんじゃ、一次試験突破も無理だね。 次!
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つ、次!?
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負け犬はどいてください。 次はわたしの番です。
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他のオーディション参加者もいるの!?
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絶対にこの役をつかんでやる……。このオーディション に受からなきゃ、ママはわたしを愛してくれないの!
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なんかキャラ設定が濃いんだけど!?
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次は静香ちゃんのアドリブだよ。星梨花の気迫に気圧さ れつつ、オーディション参加者の自覚が生まれる台詞!
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ええ……? ……こ、ここで負けるわけにはいかない。 監督、もう一度やらせてください!
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フッ……あなた面白い子ね。 ならばもう一度ステージに上がりなさい!
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なんで!? なんであの子ばっかり……。 こうなったら邪魔してやる。何をしてでも……!
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トゥービーコンティニュー!
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……プロデューサー。 あのドラマコーナー、なんなんですか?
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毎回毎回、わけのわからない寸劇をやらされて。 しかも、いつも私が不憫な感じで終わるんですけど。
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でも好評じゃないか。 前回も面白かったって、すごく反響があったよな?
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そ、そうですけど、私はワンパターンじゃないかって いってるんです! 私の、イメージにも関わりますし。
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なるほど。 まあ、どうしても脚本に不満があるなら……。
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ミリラジシアターは、覆面構成作家のタカナシ・ネオン 先生が書いてるんだ。今から先生に直接言ってみるか?
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え? ……べ、別にいいですよ。 私、間違ったことは言ってないですから。
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よし、少し待っててくれ。 ネオン先生とはいつもリモート会議で話してるんだ。
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えっと、アプリを起動して……お、つながった。
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ネオン先生、今ちょっといいですか。
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はーい。なんでしょうか。
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静香がネオン先生に話があるみたいで、 ちょっと聞いてやってくれますか?
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静香ちゃ、じゃなくて、最上静香さんが? ゴホ、ゴホン……いいですよ。
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あれ……? その声……、小鳥さん?
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え……? だ、誰のことでしょう。 私は覆面構成作家のタカナシ・ネオンです。
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やっぱり小鳥さんですよね?
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わ、私にはなんのことやら……。そ、それより! 静香さんは私にお話があるんですよね?
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お話……、というほどのことじゃ ないんですけど……。
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なんでも言ってくれていいんですよ。こういう台詞に 不満があるとか、こういう展開にしてほしいとか。
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ふ、不満なんて! その……、 いつも楽しいお話をありがとうございます。
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特に、先週の第4回は神回でした! 今週はちょっと 不思議な展開で驚きましたけど、面白かったです!
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あらっ、褒めてくれるんですか? うふふ、感想をもらえるとやる気につながります♪
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いつもどうしてこんなお話が思いつけるんだろうって。 今度また創作のお話を聞かせてください!
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もちろん♪ 私も静香ちゃ、静香さん達の話を 聞いて、お話づくりに活かしたいです♪
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……なんだか話が弾んでるみたいだな。
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静香ちゃん、プロデューサーさんには とりあえず文句言っちゃうとこあるよね~。
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そうですね。きっと、何か思いついたら すぐ相談したくなるんだと思います♪
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