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昨日の夢、なんだったんだろう?
やけにリアルで……感触まで残ってるみたいな。
2
おかげで遅刻ギリギリ……図書館に寄っていく
つもりだったのに……ん?
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っ!? あ、あれって……!
夢に出てきた……杏奈ちゃん!?
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(ど、どうしよう? 尾行なんてして、私ってば
何考えてるんだろ……はっ。これってストーカー!?)
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ああっ、いけない!
見失わないようにしなきゃ……わ、わわっ!?
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ああっ、ご、ごめんなさい! よそ見してて!
あの、ケガはないですか?
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ううん、こっちこそごめん! 急いでたから……
……って、あれ? もしかして……百合子?
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う、うあうあ~!? 昨日の新人の、ゆーりじゃん!
陽界で会っちゃうなんて……!
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あっ!? あなたたち、昨日の……!
じゃあやっぱり、あれは夢じゃない……!?
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あ、ああっ、杏奈ちゃん……!
……いなくなっちゃった……あーあ。
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ゆーり、もっちーのこと探してるの?
むむむ、これはいけませんなあ……。
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ここはセンパイの亜美が、いろいろ
教えてあげないとなんじゃない?
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仕方ないな~。ゆーり、ついでにみらいっちも。
ちょ~っとツラかしな♪
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昨日のあの戦いは、シャドウバウトっていってね。
この『セプテムアーク人工島』の、まあ伝統行事かな?
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夜になると、六学都・六学窓から選ばれた生徒たちが、
闘技場に集まって戦うことになってるんだ。
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六学窓……カゲロウ・ユニバーシティ、暁陽(ぎょう
よう)アカデミア、深青書院(しんせいしょいん)……
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ヘリオトロープ工科学校、アルジェンタム大学府、
煌聖(こうせい)リーガルカレッジ……の六つだよね?
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亜美は煌聖の、風紀委員だよ。
ゆーりは、カゲロウ・ユニバーシティでしょ?
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う、うん……!
そっか、あれって夢じゃなかったんだ……。
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まあ、半分夢みたいかも? あっちで傷ついても、
朝には治ってるし。だから安心して暴れられるよ♪
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そ、そうなの!?
でも、どうして、そんな危険なことを……?
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ん~、それは……あ、そうだ! 戦具の説明!
ゆーり、戦具出してみて。あのノートか、メモ帳?
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ええっ、そんな簡単なの……?
で……出ろ出ろーっ!
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うわっ!? ほ、本当に出た!
これ……私が昔使ってたノート……?
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戦具をこっちの世界で出しちゃダメなんだけど、
風紀委員の亜美がいるから、今だけ特別ね。
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それ系は、大体書くと何か起こるタイプじゃないかな?
何か書いてみなよ、百合子。
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ええっ!? いきなり……? え、ええと……ハッ!
……! いでよ、ドラゴン!!!
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ポコッ、ポコッ……
ポコポコポコポコポコポコ!
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ゆ、ゆーり、ストップストップ!
辺りがぬいぐるみだらけになっちゃったよ!
39
そのノート、書いたものが出てくるんだ!
すごいな~。
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ん~……これで、ひと通りわかったかな?
ゆーり、他に聞いておきたいこととかある?
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えっと……杏奈ちゃんに会っちゃダメって言ったよね。
なんで……?
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あ、それも言っとかないと! うんとね、
陽の世界では、亜美たちは会わない方がいいんだよ。
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あっちでのことは、こっちに持ち込んじゃダメ。
こっちでも戦おうとする人がいるから。
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勝つためにはなんでもする、って人もいるんだよね。
亜美たち風紀委員のお仕事が増えて困るんだって。
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そんな! 私、そんなことしないよ。
ただ、助けてもらったお礼を言いたいだけで……。
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杏奈ちゃん、すごくカッコよくて、綺麗だった。
戦うとかじゃなくて、友達になれたらいいのに……。
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あっ。ふ、ふたりには、
変に聞こえちゃったかもだけど……!
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もっちーは、陰界では有名人だよ。
すっごく強いからね。みらいっちと並ぶんじゃない?
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でへへ~♪ でも、私たちもそれくらいしか
知らないかな。陽の世界での情報はね。
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だから……杏奈のこといっぱい知りたいなら、
やっぱり直接会うしかないと思う。
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百合子、行っちゃいなよ。
杏奈の通う、アルジェンタム大学府に!