It`s the icing on the cake!
1
(志保と麗花のデュオは大成功に終わった。
思った通り、二人に任せて正解だったな!)
2
それで……俺まで参加してよかったのか?
公演成功のお祝い。
3
それはまぁ、プロデューサーさんにも
お世話になりましたし。
4
そうですよ! 大きなケーキもありますから、
好きなだけ食べてくださいね♪
5
でも麗花さん、このサイズはさすがに量が多すぎると
思いますけど……そんなに食べられるんですか?
6
あれ? しかもこれ、幻のケーキじゃないか?
手に入れるのがかなり難しいって噂の。
7
えっ、そんなにすごいケーキなんですか?
これ、演劇サークルの友達にもらったんです♪
8
公演を観に来てくれて、
私たちのステージがすっごくよかったからって!
9
あの時の……そうだったんですか。
私も挨拶できればよかったですね。
10
あ、演劇サークルのみなさんには、私もお世話に
なったんです。演劇のお手伝いも楽しかったですし。
11
へえ。そのあたりの話は詳しく聞けてなかったけど、
本当に入れ替わりを満喫してたんだな。
12
大学って、想像以上にいいところだと思いました。
みんな自由を楽しんでるっていうか。
13
じゃあじゃあ、もう一回入れ替わる?
今度は一ヶ月とか♪
14
い、いえ……やめておきます。
今は、このままでもいいのかなって。
15
ふふっ、そうだよね。
志保ちゃんの毎日は、とっても普通で素敵だもんね♪
16
でも、大学生の志保か。
どんなふうになってるんだろうな。
17
大学生の志保ちゃんは、
きっとスーパー志保ちゃんになってますね!
18
その頃には麗花さんも、
きっとスーパー麗花さんになってますよ。
19
うん。二人ともきっと……いや。
絶対、最高に輝いてると思うよ。
20
ふふっ、楽しみですか?
プロデューサーさん!
23
あれ、茜から電話だ。ちょっとごめんな。
……もしもし?
24
「ちょっとちょっとプロデューサーちゃん!
茜ちゃん達を差し置いて打ち上げしてるって本当!?」
25
「あーあの、突然すみません!
実は茜さんに連れて来られて、もう近くに来てて……」
26
「わたしたちもご一緒していいですか?
あっ、美味しい紅茶も持ってきました!」
28
もちろん大歓迎でーす! ちょうど大きなケーキも
あることだし♪ ね、志保ちゃん?
30
じゃあ、ケーキでも切り分けながら待ってるよ。
みんな気をつけて来るんだぞ。
32
ふふ……結局、いつも通りですね。
まぁ、いいですけど。
33
そうそう、ケーキを切るナイフ、持ってきますね!
おっきいナイフ、あったかな~?
34
あ、私わかりますよ。
確か戸棚の奥で見ました。えっと……。
35
(……公演を成功させて、みんなでケーキを食べる。
そんないつも通りが続いていくよう、俺も頑張ろう!)