1
待ってタマキ! 機械都市に行くって……本気なの!?
2
やっと入隊許可が降りたんだ。機械都市の衛兵に
なって、国家元首・マツリ様のために働く。
4
しっ。そんなこと大きな声で言っちゃダメだ。
セリカ、必ず戻るから、それまでこれを持っていて。
6
これ……ペンダント? でも、石が半分しかない。
もう半分は……タマキが持ってるってこと?
8
(そうして、タマキは行ってしまった。
……人間が、ロボットのために働く?)
9
(……私とタマキは、どちらも戦争で親を亡くした。
あの、冷徹なロボットたちとの戦争で)
10
(その後、二人で力を合わせて、
なんとか生き延びてこられたけど、ロボットは仇)
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(なのにそのロボットにこき使われようだなんて。
何も話してくれなかったけど、きっとタマキは……)
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わあ! びっくりした。お客さん……おつかいかな?
えっと、肉まんでいい?
14
(もしかして、お金ないのかな。私とタマキも……
お腹を空かせた時、食べる物をくれた人がいた)
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(……? 動かない表情。きれいすぎる顔……。
まさか、ロボット?)
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よかった! もう、勝手にどっか行ったらダメじゃん!
あぁ~、ごめんね? なんでもないから。それじゃ!
21
(今の人は……人間、だよね。
人間とロボットが、あんなふうになれるの……?)
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! あなた、この間の……。
もしかして、この機械が気になるの?
27
これは蒸気式肉まん製造機。自動で肉まんを
作ってくれるんだけど……。食べる?
31
……ほんとだ、たどたどしいね。ロボットなのに。
ロボットなのに……。
35
モモコ。うん、そう呼ばれてたよね。よろしくね。
……こんなにたくさん、久しぶりに喋ったかも。