MLTD Archive(β)

二人で物語を

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物語がテーマのツインライブ、かぁ。 プロデューサーも面白いこと考えるよね。
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はぁ……。
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雪歩……。やっぱり、不安?
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あ、うん……。ライブは嬉しいし、 私も楽しそうだと思ったよ……。思ったけど……。
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覚えることもたくさんあって、それだけでも大変なのに その上、物語まで考えるなんて……!
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そうだよね……わかるよ。 ボクも正直、できるのかな?って思ったもん。
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でもね、やっぱり思っちゃうんだ。 雪歩と一緒なら大丈夫かも!って。
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えっ……?
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ボクたち、今までいろんなことを乗り越えてきたよね? だから今回も、なんとかなるかもって。
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だって、雪歩の頑張る姿をみてると、 ボクもますます頑張れちゃうからさ!
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ま、真ちゃん……!
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それに! ボクたちが物語を考えるってことは、 つまり、好きな話にしていいってことだよね?
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たとえば、プリップリのお姫様が出てくる話にしたら ボクがプリップリの衣装を着られるんだよね!?
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ま、真ちゃん……?
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あ、いや、たとえばの話ね? そんな風に、ボクたちの 好きなものを取り入れると、やる気出そうだなぁって!
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ほら、ぬいぐるみがたくさん出てくる話にしたら…… ステージもぬいぐるみがいっぱいの幸せ空間になるし♪
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幸せ空間……ふふっ、そうだね。 じゃあ私なら、好きな物は……焼肉……宇宙……?
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うーん。となると、グルメかSFかぁ。専門的だね…… うん、シュールでいいと思うよ♪
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でも、やっぱり雪歩には詩を書いてほしいかな。 それをボクが朗読するとか!
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ひぅ! それは……ちょっぴり嬉しい気もするけど、 それを隣で聞いてるのは、拷問に等しいかも……!
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え、そんなに? そ、そっか……。
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で、でも、真ちゃんも詩を書いて、それを私が朗読する なら、道連れというか、一蓮托生というか……。
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ボクも書くの? うーん。 キャッチコピーとかなら、たまに考えるけど……。
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よく鏡の前で練習してるよね。詩も、言いたいことを 言葉にするのは一緒だから、真ちゃんも書けると思う!
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ボクが……詩人に……! よーしっ、そこまで 言ってもらえるなら、ちょっと考えてみるよ!
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20分後……
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できた~! 初めてだから、あんまりうまくないと思うけど……。
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うまいとか関係ないよ? 詩は、思いをそのまま 紡ぎ出すことから始まるの。
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真ちゃんはいつも真っすぐだから、きっと、 詩を書くのに向いてると思うなぁ。
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えへへ、どうかなぁ~♪ とりあえず、読んでみるね! ……コホン。
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『ライブが決まったハッピッピ~♪ 雪歩と一緒にがんばるゾッ!』
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『キラキラズッキュンステージで~♪ みんなのハートをキュンキュンさせるナリ~♪』
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…………。
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ふぅ……どうかな? 今の気持ちを、ボクなりに表現してみたんだ!
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ハッ! え、えっと…… すごく……、ま、真ちゃんらしいと思うっ!
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ホント!? へへっ、まいったなぁ~。 ボクって意外とそっちの才能が……。
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ででででもぉ! よく考えたらファンのみんなは、 真ちゃんのダンスを見たがってるかも!
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だ、だから、真ちゃんの詩は……また今度にしたほうが いいような……うう、私が言ったのにごめんなさい~!
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うわっ、いいってば! 確かに、言われてみれば その通りだと思うし。あ、でも……。
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ボクが踊るなら、雪歩も踊らないとね! さぁ……二人で一緒に踊ろうか♪ なんちゃって!
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(はう! 真ちゃん、王子様みたい……!)
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あれ、雪歩? どうしたの?
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ハッ! な、なんでもないよ? えへ、えへへへへへ……♪
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(翌日。真と雪歩から 『二人で物語を作ってみます』と連絡が届いた……)
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