MLTD Archive(β)

互いの原動力

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(真と雪歩が物語を考え始めてから、 数日が経ったのだが……)
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ううう……ファンタジーで、キラキラで…… きゃぴぴぴぴーん……? ううう……頭痛が……。
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お疲れ様、雪歩……。 えっと……物語のほうは、大丈夫か?
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プロデューサー……。だ、大丈夫ですよ? 私は大丈夫。大丈夫? ダイブ? ダ、ダ、ダ……。
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わかった、とりあえずお茶を飲もう! ほら、美味しいのを淹れたから。さ、これを飲んで……
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はあ……、お茶を飲んだら我に返りました。 さっきはふわふわしててすみません……。
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仕方ないよ。プロの作詞家さんとかも、いつも 大変そうだし。……そのノートは創作メモか?
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はい。浮かんできたイメージとか、 素敵だなぁって思った言葉をメモしてるんです。
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最近、真ちゃんのスイッチが入ったみたいで…… たくさんアイディアをくれて、これで3冊目で……。
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へえ、すごい数だな。 ちゃんと進んでるみたいじゃないか。
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……そ、そうですね。私もずっと考えて……たくさん 悩んでますけど、全然まとまらなくて……。
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それは、ちょっと辛くて……やっぱり、引き受けなきゃ よかったなって、思ったりも……するんですけど……。
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雪歩……。
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で、でも! 自信も、ないんですけど……。 きっと、なんとかなるって思ってます!
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……どうして?
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それは……。
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……………………
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翌日……
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(今日は真の個別レッスン。 昨日の雪歩とすれ違いだが……)
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うーーーん……。
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お疲れ様。あまりレッスンに集中できてなかったけど 体調でも悪いのか?
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プロデューサー。いえ、ボクなら絶好調です。 むしろ、絶好調すぎて困ってるというか……。
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? どういうことだ?
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今、雪歩と物語を考えてるじゃないですか。 色々なアイディアが沸いてきて、すごく楽しいんです!
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でもそれが、どうも…… 雪歩の足を引っ張ってるだけな気がしてきて。
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……。
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ボクの思いつきを、雪歩はいつも楽しそうに聞いてくれ て、それでボク、つい調子に乗っちゃって。でも……!
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昨日の通話で雪歩、すごく疲れた顔してて……。 あれって、ボクのせいなんじゃないかって……!
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たしか、真がアイディアを出して、雪歩がまとめる ことになったんだよな?
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はい。ボク、雪歩の書く文章が大好きなんです。 優しくて、可愛くて。だからボクはアイディア係!
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って、思ったんですけど……。 なんか、やっぱり難しいみたいで。
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頑張ってくれるのは嬉しいけど、無理してほしくないし ……。ボク、どうしたらいいんですか!?
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そのことなら、昨日雪歩と話したんだ。 真と同じで、雪歩が心配になって。
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そしたら……雪歩はこう言ってたよ。
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真ちゃんと話してると、ビックリしたり、笑ったり、 いろんな気持ちが浮き上がってくるんです。
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私にも、こんな気持ちがあったんだって、気づかせて くれることばっかりで。ずっと前から……。
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アイドルになった時から、ずっと……。 だから今は、私が頑張りたいって、思ってるんです。
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真ちゃんの言葉を物語にするのは、大変だったりも しますけど……とっても、嬉しいなぁ、って。
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……。そっか。
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あ、あの! だから、きっと大丈夫です! 真ちゃんが、私の原動力ですから!
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わかった。それじゃ、納得できる物語が完成するまで、 待ってるよ。頼んだぞ!
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はい! あっ、でも、締切に間に合わないとか、 ピンチの時は、助けてくださいね……えへへ。
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ボクが、原動力……!
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ああ。だから今のまま、真は真で自由に頑張ったほうが いいと思う。それで雪歩も頑張れるから。
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はい! ボク……思い込んでたのかも。 ボクも雪歩と同じことをしなくちゃいけないって。
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だけど、一緒に作る方法は、他にもあるんですよね。 ボクは、ボクにできることを全力で!
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うん。真の得意なことは、他にたくさんあるしな。 例えば、ダンスレッスンのサポートとか。
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へへっ、それなら任せてください! あとは…… 勉強……いや、それは別に……?
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とにかく、他にももっと、自由に探してみます! よーし! ちょっと走って、頭を整理してきますね!
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