1
(そして。
ツインライブ公演は、いよいよ本番の幕を開けた!)
2
むかしむかし、影の国と光の国に美しい王がいました。
ある半月の日の夜。影の王は、光の王に出会います。
3
だけど互いの姿は見えるのに、
決して触れることはできません。なぜなら……。
5
それから二人は、半月の夜に会う約束をします。
海がきらめく場所で、他愛もない話をするのです。
6
会えない時間にあった出来事を……。
面白かったこと、美味しい食べ物のこと……。
7
しかし、楽しい時間は長くは続きません。
運命は二人を、無情にも離れ離れにしたのです。
8
どんな状況でも、二人は相手を大切に思い、
そして幸せであるようにと、願ったのです……。
9
はあ……何回やってもいい話だよね~!
やっぱり雪歩はすごいや!
10
ううん。すごいのは私じゃなくて、真ちゃんだよ。
面白いアイディアをいっぱい出してくれたんだもん。
11
私は、もらったアイディアをまとめただけで……。
真ちゃんがいたから、この物語ができたんだよ。
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いーや! ボクは思いついたことを言っただけ。
何気ない言葉を、最高の文章に仕上げたのは雪歩だよ!
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ち、違うよ、真ちゃんが頑張ってくれたから!
お話の他にもレッスンとか、学校の課題まで……!
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あー、二人とも、なんか揉めてるみたいだけど……。
もうすぐ本番だからな?
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あ、そうでした。へへっ、すみません。
でも、準備ならバッチリです! ね、雪歩?
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はい! いつも通り、緊張してますけど……
真ちゃんと一緒だから大丈夫ですぅ。
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よし! さて、客席のみんなは、
今日の公演を楽しみにしてくれている。
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今日だけの物語、
今日だけのライブを、しっかり届けてくれ!
19
はい! 二人の王様の思いを、
ボクたちのステージ全部で伝えてきますね!
20
私たちのステージで……私たちの、精一杯で、
届けてきますね。それじゃ……!