MLTD Archive(β)

半月の物語

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(そして。 ツインライブ公演は、いよいよ本番の幕を開けた!)
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むかしむかし、影の国と光の国に美しい王がいました。 ある半月の日の夜。影の王は、光の王に出会います。
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だけど互いの姿は見えるのに、 決して触れることはできません。なぜなら……。
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光と影は、交わることはないのだから……。
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それから二人は、半月の夜に会う約束をします。 海がきらめく場所で、他愛もない話をするのです。
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会えない時間にあった出来事を……。 面白かったこと、美味しい食べ物のこと……。
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しかし、楽しい時間は長くは続きません。 運命は二人を、無情にも離れ離れにしたのです。
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どんな状況でも、二人は相手を大切に思い、 そして幸せであるようにと、願ったのです……。
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はあ……何回やってもいい話だよね~! やっぱり雪歩はすごいや!
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ううん。すごいのは私じゃなくて、真ちゃんだよ。 面白いアイディアをいっぱい出してくれたんだもん。
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私は、もらったアイディアをまとめただけで……。 真ちゃんがいたから、この物語ができたんだよ。
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いーや! ボクは思いついたことを言っただけ。 何気ない言葉を、最高の文章に仕上げたのは雪歩だよ!
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ち、違うよ、真ちゃんが頑張ってくれたから! お話の他にもレッスンとか、学校の課題まで……!
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あー、二人とも、なんか揉めてるみたいだけど……。 もうすぐ本番だからな?
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あ、そうでした。へへっ、すみません。 でも、準備ならバッチリです! ね、雪歩?
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はい! いつも通り、緊張してますけど…… 真ちゃんと一緒だから大丈夫ですぅ。
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よし! さて、客席のみんなは、 今日の公演を楽しみにしてくれている。
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今日だけの物語、 今日だけのライブを、しっかり届けてくれ!
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はい! 二人の王様の思いを、 ボクたちのステージ全部で伝えてきますね!
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私たちのステージで……私たちの、精一杯で、 届けてきますね。それじゃ……!
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行ってきます、プロデューサー!
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