1
(記念公演は大団円で終わらせることができた。
アイドルをはじめ、多くの人の協力のおかげだ……)
2
いやぁ、君。実に素晴らしい公演だったね。
やはり、君は素晴らしい。「プライド」を感じたよ!
3
ありがとうございます。ですが、たくさんの人の
お陰です。俺一人では成し遂げられませんでした。
4
その多くの人が協力してくれたのは、何より君の
真摯な態度があったからこそだ。誇りに思いたまえ。
6
ところでプロデューサーさんに聞きたいことが
あるんですけど……。いいでしょうか?
8
配信番組に、プロデューサーさんも出てほしい
って、アイドルのみんなが言ってたんですけど……。
9
結局、最後まで出ませんでしたよね。
一番の功労者なのに、どうしてでしょう?
10
それは私も気になっていたよ。あんなに
みんなからのリクエストがあったのに……。
11
いえ、俺が出るのは、違うと思いまして。
俺は裏方……みんなを支える『プロの裏方』ですから。
12
プロの……裏方。……はっ! プロデューサーさんの
「プロ」ってそういう意味なんですか!?
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それなら、「デューサー」っていうのは
どういう意味でしょう……?
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はっはっは、青羽君。彼が言っているのは、
プロデューサーとしての矜持のことだよ。
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矜持なんて、そんな大げさなものではないですが……。
それに白状すると、単純に恥ずかしさもあったので。
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ふふっ、ごめんなさい。でもなんだかそういうところも
プロデューサーさんらしいですね。うふふっ♪
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(そうして俺たちは、しばらくの間、幕でおおわれた
宮殿を見ていた。今回の、ある意味主役だった……)
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……宮殿、本当に取り壊しちゃうんですか?
なんだか寂しいですね。
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違うわよ、美咲ちゃん。
宮殿は妖精さんの国に帰るの。……ね?
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……!! そっか、それなら、
寂しくないですね。ふふっ♪