3
あっ、莉緒! ねえ、聞いて聞いて、
プロデューサーに香水を……。
5
どうしたの? 莉緒、
この世の終わりみたいな顔しちゃってるよ。
6
ねぇ、聞いてよ、美希ちゃん!
プロデューサーくんってば、ひどいのよ!
7
あのね、昨日、おそろいの香水を買ったでしょ?
それを今日、つけてきたの。
8
それでさっき、プロデューサーくんに
声をかけようとしたら……。
9
「美希? あ、莉緒だったか。すまない」
……って!
10
あっ、もしかして……ミキも同じ香水つけてて、
ちょっと前にお話ししたから、そのせいかもなの!
11
えっ、美希ちゃんもつけてたの!?
それは、間違われるわけね……。
12
ミキが先に会ってたから、
この香りはミキのだって、覚えちゃったんだね。
13
はぁ……仕方ないとはいえ、やっぱり悔しいわ!
こうなったらリベンジよ!
14
もっと私にぴったりの香水をブレンドして、
私の香りだって、覚えてもらうんだから!