1
(幕がゆっくりと下りていく……。
だが拍手は、いつまでも鳴り止まない)
2
(思った通り、海美たちは、
いいステージを作ってくれたな……!)
4
見ててくれた!?
すっごく最高の公演になっ……わわっ!
6
あはは、転ぶところだったね、失敗失敗!
勢いつきすぎて、足がもつれちゃったっ。
7
……って、あれ? ヒザ、ガクガクしてる。
まだスタミナ残ってるハズなのに、なんで?
8
一気に緊張が解けて、力が抜けちゃったのかもな。
11
えっ! 私、緊張してたんだっ!? ……そっか。
そう言われると、そんな気もしてきた!
12
気づいてなかったのか……。
まあ、それだけ集中してたってことかもな。
13
それで、どうだった、海美?
お客さんにも、気持ちをうつせたか?
14
うんっ! みんなニコニコだったでしょ!?
すっ……ごく、楽しかった!
15
そうだ、今からもう1曲、歌ってきていい?
そしたらみんな、もっと喜ぶかもっ!
16
い、いや、それは次にとっておこう。
もう帰り始めてるお客さんもいるし……!
18
あ、歩たちだ! ねえねえプロデューサー、
さっき私がガクってなったの、みんなにはナイショね?
21
海美、グッジョブ! 大盛り上がりだったよね!
あっ! 何なら今からもう1回、歌いに戻ろっか?
22
それならたまきもいっしょに出るぞ!
急いであせ、ふいてくる!
23
……お前たちは、基本的に考えることが同じなのか?
響、お前からなんとか言ってくれ!
24
わかったぞ! ……あのね、みんな。いくら楽しく
ても、体力を全部使い切るのは、ダメなんだ。
27
……ってプロデューサーがウルサイから、
戻るときは言わないほうがいいぞっ。
29
じゃあ、今日はもうバレちゃったからダメだね。
でも私、またみんなと踊りたい! このステージで!
30
賛成! 息ピッタリだったもんね、アタシ達。
あっ。でも、次はアタシがセンターだからな!
31
ずるいぞ~! たまきも、センターやるっ!
おやぶん、たまきは、いつ? いつ順番?
32
ふふーん。そろそろ自分の出番だよね?
だって自分、いつでもカンペキだし!
33
はいはい! 私、もう1回センターやりたい!
アンコール公演って、どうかな!?
34
そ、そんなのズルいよ!?
ね、それはダメだよね、プロデューサー!?
36
(公演が終わったばかりなのに、みんな元気だな……。
これも、海美の気持ちがうつったせいかもしれない)
37
(お互いに高め合って、最高のステージを作り
上げたんだ。ひとまず……、休んでいいぞ!)