1
(紬が歌い終えると、拍手の波が広がっていった。
静かで深い感動が、会場をいつまでも包み込んで……)
2
プロデューサー、お疲れ様です。
あの……最後まで、見届けてくれましたか?
3
もちろん。今の最高の紬、確かに見せてもらったよ。
新曲を作ってもらったかいがあったな!
6
違う違う。っていうか、ファンの反応が全てだし。
それに……ほら。
7
紬! 真、見事な公演でした。同じ舞台に立つ
アイドルとして、私も心が奮い立ちました。
8
本当に素敵だったわよ、紬ちゃん! つい歌に聞き
入ってしまって、ダンスを忘れそうになったくらい♪
9
ぐすっ。私も、紬ちゃんの後ろで歌を聞いていたら、
胸が熱くなって……涙が出てきちゃった!
10
ああ、ハートに響く、いい歌だった。
やるじゃないか、ムギ!
11
みなさん……はい。ありがとうございます。
まだまだ、いろいろと反省点もありましたが……。
12
それでも、思いが届けられていたのでしたら……。
少しは自信になります。
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大いに自信持っていいんじゃないかな。
ステージから気持ちを伝えてこそのアイドルだ。
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今日の紬は、まぎれもなく、
アイドルだったってことだよ!
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あ、あなたはまさか、昨日までの私を
アイドルと認めないつもりなのですか?
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ねえ、ジュリア。前から思ってたけど、紬ちゃんって
プロデューサーには結構厳しいよね?
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まあ、あのバカPは、
たまにヘンな仕事もってくるからな……。
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ふふっ、紬ちゃんのは、信頼の形なのかも。
……あら?
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あんこーるの声援ですね。
ふふっ、劇場が揺れるような、大きな声です。
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もちろんです。
……わざわざ言わなければ、わかりませんか?
27
いいや、わかってる!
それじゃまた、最後まで見届けさせてもらうよ。
28
ええ、そうでなくては困ります。
あなたは、今日までの日々も、今日からの日々も……。
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出会ったあの日からずっと。
私のプロデューサーなのですから! ふふっ♪
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(迷いのない足取りで、紬は走っていく。
輝きに包まれた、ステージへと向かって)
31
(紬の夢の続き……。
これからも、一緒に叶えていかないとな!)