1
(百合子の新しい曲のお披露目が終わった。
客席からは、拍手と歓声……やったな、百合子!)
2
プロデューサーさん、お疲れさまです!
あのっ、どうでしたか!?
3
ああ、いいステージだったよ!
頑張った甲斐があったな、百合子。
5
すごいじゃない、百合子! 歌とダンスは
もちろん、表現力もかなり上がったんじゃない?
6
うんうん! アタシも、ちょっとドキッとしちゃった。
ねえねえ、どんなコト考えて歌ってたの?
7
わ、私も……ちょっと、気になるかも……。
百合子ちゃん、どうだった……?
8
ええっ!?
えっと、それはその……ですね……。
9
むむっ。百合子ちゃん、なんだか怪しいのです。
隠しごとなんかしないで、素直に白状するのです~。
10
か、隠しごとをしているわけではなくて……
ああっ、まつりさん、やめてください~!
11
まあまあ……それより、風邪をひくといけないから、
先に着替えてきた方がいいんじゃないか?
12
あっ、それもそうだね! そんじゃ、
着替えながら聞いちゃおっかな! にゃははっ♪
14
あ……あの、先に行っててください!
私、プロデューサーさんにお話が……。
15
オッケー!
んじゃ、先に行って待ってるね~。
17
あの……今回は、ありがとうございました! この曲が
歌えたのは、みんなのおかげでもありますけど……。
18
何よりプロデューサーさんが、
立ち止まりそうな私の背中を押してくれたからです。
19
私、この先もまた、立ち止まるかもしれません……でも
その時は、今日のことを思い出してがんばりますね!
20
そう言ってくれるのは光栄だけど、
その必要はないんじゃないか?
22
だってアイドルとプロデューサーは二人三脚だからな。
俺はいつでも百合子の後ろにいるし、背中を押すよ。
23
! プロデューサーさん……もう!
そ、それ以上近づかないでください!
25
だから、軽率にそういうワードを使うのは、
禁じ手なんですってば! もう~!!
27
(今日のステージを成功させた事で、アイドル
七尾百合子の物語に、新しいエピソードが綴られた)
28
(そのページは、これからも増え続けていく。百合子が
どんな超大作を作り上げるのか……楽しみだな!)