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(美希の新曲ライブが終わった! 開演前から凄まじ
かった熱気が、今も最高潮のまま劇場を包んでいる!)
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お疲れさまなの、プロデューサー!
どうだった? ミキ、ちゃんと今までで一番になれた?
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もちろん! しっかりと見届けさせてもらったよ。
今まで最高の、美希のステージを!
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ホント? プロデューサーの一番なら、
ミキ的にも一番ってカンジ! あはっ♪
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マジで最高だったぜ、美希! ただの最高じゃなくて、
すっげー最高! オレ、ずっと後ろで見とれてたもん!
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お客さんたちも凄かったわよね! 一瞬美希ちゃんに
飲み込まれて、それからワアアア~ってなって!
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私の髪も、後ろでずーっとビリビリ揺れてました♪
歓声も感動もパフォーマンスも、全部一番でしたね!
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ちょっと悔しいけど……。
あんなステージ見せられたら、認めるしかないものね♪
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みんなもありがとうなの! ミキが最高になれたのは、
みんなも最高だったからだって思うな。大好き!
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へへっ、やめろって美希、恥ずいだろ~!
そりゃオレも好きだけどさ~。……あれ?
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いや、よく考えたらヘンだなーと思って。美希って
結局、好きって言ったけど、フラれてなかったよな?
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なのになんで、失恋の曲を歌いこなせちゃったんだ?
プロデューサー、美希のことフッたの?
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ええっ!?
そうなの、プロデューサーくん!?
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フッてない! そうではなく……
それは、もしかしたら逆なんじゃないかな?
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えっ。じゃあ、プロデューサーさんが……。
可哀想。ナデナデしますか?
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ありがとう、でも俺もフラれてないからな、たぶん。
コホン、そういう逆じゃなくて、つまり……。
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美希は、好きっていう気持ちを伝えられるからこそ、
失う時の思いも、深く伝えられるのかな……って。
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……あら、それっぽいこと言うのね。
ふーん、なんか納得しちゃったかも……。
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あはっ、そうだよね。じつはミキもなの!
今日は最高だったけど、まだゼンゼン納得してないよ?
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だってミキ、今はもっと最高で、トクベツで、一番に
なりたいから。まだゼンゼン足りないってカンジ♪
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……そうだろうな。
それは、ファンも同じ気持ちみたいだし。ほら!
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ふふっ、みんなも全然足りないってことね。
それじゃ、いきましょっか♪
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よかった~! じつはオレも、もうちょっと
ライブしたかったんだ~! へへっ、ラッキー!
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ふふっ、みんな一緒だね♪
それじゃ、ステージ向かってびゅーん♪
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はあ、着替えようと思ってたのに……でも、そうね。
今日は特別に、サービスしちゃおうかしら。にひひっ♪
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……あ、そうだ。
ねえねえ、プロデューサー?
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あのね。ミキ、これからもプロデューサーを
いっぱい困らせちゃうかもって思ったの。
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そういうの、直さなきゃって思ってたけど、やっぱり
ムリなのかも。だって……今も思ったけどー、
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ミキ、すっごくよくばりで、ガマンとかは
あんまりトクイじゃないから。……あはっ☆
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(美希は再び、大きな拍手と歓声に包まれる。
ファンの視線が、声援が、一気に美希へと注がれる)
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(美希が伝える大好きは、きっと世界へ、そして
あらゆる人の胸の中にまで伝わっていくだろう……!)