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(曲が終わると、客席は温かい拍手で満たされて
いった……ひなたらしい、いいステージだったな!)
2
はぁ、はぁ……。
プロデューサー、どうだったかなぁ?
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お疲れさま! すごくよかったぞ。
見てて心があったかくなるステージだったよ。
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ひなたー! ダンス、カンペキだったね!
すっごく合わせやすかったぞ。
5
お疲れさまでした、ひなたさん!
とっても素敵な歌でしたね。
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よかったぁ……っとと。
えへへ。今になって、足が震えてるべさ……。
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ひなたちゃん、大丈夫ですか~?
顔も赤くなっていますよ~。
8
ふぅ……大丈夫だよぉ。
終わったと思ったら、なんだか気が抜けちゃって。
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緊張の糸が切れちゃったんだね。
ひなたちゃん、本当にお疲れさま。
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公演に向けて、かなり頑張ってたもんな。
ちょっと無理してないかって、心配してたんだけど。
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ふふ、ありがとねぇ、プロデューサー。
思いっきりやれてよかったよぉ。
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少し休めば平気だと思うから。
心配はしないでねぇ。
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ひなたは休んでていいぞ!
自分、タオルとか持ってくるから。
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では私は、何か甘いものを用意しましょう~。
行きますよ~。
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いや、それは着替えてからの方が……。
行っちゃったか。まあ、少し休んだら戻ろう。
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あたし、今までね。みんなより頑張る気持ちが
ちょっこし足りなかったのかもしれないんだわ。
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え? いや、そんな事ないと思うけど……。
どうしてそう思うんだ?
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遅れないでついていこうとか、足を引っ張ったら
申し訳ないなぁ、とは思ってたんだけど、
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自分では前に出たりしない方が、
あたしには似合ってるってずっと思ってたんだわ。
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でも……こんなあたしのこと、一番好きって
言ってくれる人もいるんだもんねぇ。
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その人たちのために、ちゃんと胸を張って
ステージに立たねばなぁって思ったんだ。
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そうだな。アイドルとして、
そういう気持ちは大事だと思うよ。
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あの子みたいに、あたしに憧れてくれる
人がいるのは、すごいことだべさ。
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そういう人がいてくれるって思うだけで、
心がぽかぽかしてくるんだぁ……。
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したっけあたし、もっと頑張るからねぇ。
たくさんの人に、憧れてもらえるように。
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それなら俺も、プロデューサーとして頑張るよ。
でも無理はしないように、ひなたのペースでいこうな。
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えへへ……ありがとねぇ、プロデューサー。
あたしを誘ってくれて。
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あたし……アイドルになって、本当によかったよぉ!