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メインコミュ 第 17 話 公演前 2 / 5 パート

お姉さんに必要なコト!

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(「定期公演で歌う曲について確認したい」と、 このみさんに呼ばれたけど、少し早く着いてしまった)
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(レッスンをジャマするのも悪いし、 ちょっと、ここで待ってるか……)
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馬場さん、話を聞きました。今度の定期公演を プロデューサーに任されたそうですね。
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つまり、演出も全て、馬場さんが決めるということ でしょうか。……馬場このみプレゼンツ。カッコイイ。
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う~ん、やっぱり、そうしないとダメよね……。 でも実は、どこまでやればいいか、まだ迷ってるの。
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ユニットのライブで演出を決めさせてもらったことは あるけど、それと今回では、責任の重さが違うから。
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あ~、プロデューサーく~ん。 こんな所でノゾキだなんて、感心しないぞ~?
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り、莉緒……と、あずささん! いや、これは別に、 やましい気持ちでノゾいてるわけじゃなく……!
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やだ、必死になっちゃって可愛いんだから♪ わかってるわ。このみ姉さんの様子を見てたんでしょ?
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あの、莉緒ちゃんから聞きました~。このみちゃんに、 次の定期公演の全部を任せたそうですね?
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はい。ただ、ちょっと思った以上に 悩ませてしまっているみたいで……。
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あらあら~。でも、アイドルになりたての頃って、色々 と悩んでしまうものですよね。私も覚えがあります。
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あずささんも……。そうだ、あずささん、 このみさんと話してみてもらえませんか?
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まぁ、私ですか? でも、私でこのみちゃんの 力になれるでしょうか……?
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あずささんだからこそ、いいと思うんです。それに アイドル同士の方が話しやすいかもしれませんから。
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プロデューサーさんが、そう仰るんでしたら… わかりました。少し、お話してみますね。
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このみちゃん、風花ちゃん、瑞希ちゃん、 おはようございます。
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あずさちゃん……に莉緒ちゃん。 プロデューサーも……おはようございます。
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あの~、次の公演、このみちゃんが色々と大変そう だってウワサをきいたのだけれど……。
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よかったら、お話を聞かせてもらえないかしら? もしかしたら、力になれるかもしれないし……。
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相談にのってくれるってことね。 気持ちはありがたいけど……。でも、いいのかしら。
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あの、相談したほうがいいと思います! ……あ! 生意気だったら、ごめんなさい。
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でも、まだプロデューサーさんにも、あんまり 相談してないですよね? 全部自分で考えようとして。
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それで、いつも思いつめたような顔になって……。 レッスンしててもずっとですよ。私、心配なんです!
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風花ちゃん……。
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このみさん。あずささんはこのみさんが歩こうとしてる 道をすでに通ってます。きっと力になってくれますよ。
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ひとりで背負い込むの、このみ姉さんの悪いクセよ? ストレスでお肌が荒れても知らないから。
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大変です。 ……お肌が荒れた馬場さんは見たくないぞ。
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みんな……。ふふ、年下の子達に心配させちゃう なんて、お姉さんとして失格ね。……わかったわ。
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あずさちゃん、ごめんね。私の話……、つまらない話 かもしれないんだけど、聞いてもらっていいかしら?
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ええ。話してもらえたら、 私も、とっても嬉しいわ。ふふっ。
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それで、このみちゃんは どんなことで悩んでいるの?
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……最初はね、いつかトップアイドルになりたい、 そのために成長したいって、ただただそう思ってたの。
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でも、私の強みってなんだろうって考えたら、あんまり 思いつかなくて……みんなより年も上だしね。
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まぁ、とってもよくわかるわ。私も765プロの中では お姉さんで、スタートが遅かったから。
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それに、周りの子達、みんな犯罪級なんだもの。 残念ながら私は見劣りする部分もあるかも……うぐぐ。
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(犯罪級? 見劣りする部分……?)
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……待って。このみ姉さんが成長したいところって、 胸なの? ナイスバディになりたいってこと?
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確かに風花ちゃんとあずさちゃんは、犯罪級というか、 もう「お代官様、ご無体な!」ってレベルだけど……。
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ううっ、それって、どんなレベルなんですか……。
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違う違う! 話がおかしな方向にそれちゃったわ。 私が言いたいのは、そうじゃなくて……!
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馬場さん、安心してください。 この私がついています。
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一緒に頑張りましょう。 まずはバストアップの方法を検索して……。
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だ・か・ら! 違うのよ、瑞希ちゃん! 私が成長したいのは内面よ、内面!
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確かにナイスバディに憧れはあるけど……、私には それを補って余りある大人のセクシーさがあるものね!
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は、はい。ある意味で、間違いなく!
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話を戻すと……、私に強みがあるとしたら、大人として の知識や経験、判断力なんじゃないか、って思ったの。
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だからそれを活かして、考えることで自分のアイドルと しての魅力を、よりアピールしたかったんだけど……。
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それで、セルフプロデュースということですか。それ はつまり、その……セルフのプロデュースですよね?
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うん、そうね。……でも正直に言うと、いきなり ひとりで全部をやって、うまくいくとは思えないのよ。
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なによ、それ。プロデューサーくんは ひとりで全部やれなんて、全然言ってなかったでしょ?
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わかってる。だけど自分で言い出したことなのに「やっ ぱりできません」だなんて、無責任に思えて……。
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それに、せっかくプロデューサーが 任せてくれたんだもの。期待に応えたかったし。
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このみさん……。
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ふふっ、なんとなくわかったような気がします~。 このみちゃんって、とっても頑張り屋さんなのね。
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でも、ちょっと今は頑張りすぎなのかも……。 もう少し、楽にしてもいいんじゃないかしら?
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楽にって言われても、どうしたらいいのか……。
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そうね~。たとえば私は、アイドルになってから、何も かも自分ひとりでやったことなんて、一度もないのよ。
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プロデューサーさんにはもちろん、事務所や 劇場のみんなに、いつも助けてもらってばかりで……。
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ステージの内容を自分で決めたことも…… ふふっ、一度もなかったんじゃないかしら?
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え……そうなの?
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ええ。私にできることは少ないし、私は、それを 一生懸命やってきただけ。それでも必死だったけれど。
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でもね、そんな中で時々、成長したかもって思える 瞬間もあったのよ。気のせいかもしれないけど……。
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気のせいじゃないですよ。あずささんは人気も実力も、 アイドルとして着実にレベルアップしています!
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まあ、ありがとうございます。 安心しました~、うふふ♪
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…………。
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SE
プルルルル~♪
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あら? 美咲ちゃんからメール……まあ、いけない! この後、取材のお仕事があることを忘れていました~。
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このみちゃん、私、もう行かなくちゃいけないけど… 少しは参考になることを言えたかしら?
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ええ、すごくためになったわ。 あずさちゃん、本当に、ありがとう……!!
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よかった……。何かあったら、またいつでもお姉さんに 相談してちょうだいね。ふふっ、では、失礼します~。
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お姉さんって……? もしかしてあずさちゃん、 このみ姉さんを年下だと勘違いしてる!?
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あはは……。私達、瑞希ちゃん以外はみんな、 あずささんより年上ですよね……。
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あの落着き、癒しのオーラ。三浦さんは、何歳だろうと みんなのお姉さんですね。……あやかりたい。
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……それで、このみさん。 あずささんの話はどうでしたか?
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うん……私、大人だからって、背伸びし過ぎてたのね。 できないことまでしようとしてた……。
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このまま突っ走って失敗したら、それこそ無責任だし、 大人失格だったわ。
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だから……ごめんなさい。せっかく任せてもらった けど、公演の全てを手がけるのは、やめておきます。
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大丈夫です、わかりました。その上で聞きますけど、 次の公演、このみさんはどうしたいですか?
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私は……私のできることをするわ。 ひとりの、アイドルとして。
81
アイドルが頑張るべき場所は、 ステージの上に決まってるよね!
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だから、プロデューサーにお願いがあるの。 私を思いっきり、輝かせてくれる?
選択肢
83
もちろんです! 遠慮なく俺を頼ってください。 そのために俺がいるんですから。
84
フフッ、ありがと! そうよね、私たちにはちゃんと、 頼りになるプロデューサーがいるのよね。
85
見てて。出だしこそつまずいたけど、私、 今までで一番アダルティな最高のセンターになるわ!
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なりましょう! 俺も全力でプロデュースしますよ!
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ちょっとふたりとも、私達のこと忘れて、 なんか盛り上がってないかしら?
88
私達にもお手ちゅだいさせてください。 ……大事なところで噛みましたが、ぜひ!
89
ふふ、瑞希ちゃんったら。……このみさん、 一緒に最高の公演にしましょうね!
90
ありがとう! みんな、よろしくね!
91
(そして、本番当日……)
92
このみさん、いよいよ本番ですね。 調子はどうですか?
93
ばっちりよ! ……って言えたらいいんだけど、 やっぱり初めてのセンターは緊張するわね。
94
私にはプロデューサーとみんながいる。 ひとりじゃない……だから、きっと大丈夫!
95
でも……もしよかったら少しの間、手を握ってて くれる? さっきから、ふるえが止まらなくて……。
96
このみさん……。
選択肢
97
……。
98
……どうですか?
99
……うん、パワーをもらったわ! ありがとう。行ってくるわね!
100
(周りが見えるからこそ、自分の場所を 見失ってしまうのかもしれない。でも……)
101
(今、このみさんが向かった場所。そこはまぎれも無く アイドルの場所……この劇場のセンターだ!)
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