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(公演のメンバーは、センターの朋花。歩、紬、それに
茜と亜利沙に決まった。さて、どんな公演に……ん?)
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ふぉぉ……ナイスショットですっ!
紬ちゃんのお宝フォト、ゲットですよ~っ!
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ま、松田さん、今のはもしや……?
失敗したところを撮ったのですか!?
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つむりん、心配いらないよ。今のつむりん、
茜ちゃんに匹敵するほどかわいかったから!
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亜利沙~。見てばっかじゃなくて
自分でも踊らないと、練習にならないよ!
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そうですね~。子豚ちゃん達の目線を持っているのが、
亜利沙さんのいいところでもありますが……。
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あまりワガママを言ってみんなを困らせるようなら、
お仕置きですよ~?
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わ、わかってますよ朋花ちゃん!
ありさ、真面目にレッスンしますとも! もちろん!
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うふふ、いい心がけです~。それではみなさん、
今までのところで、一度合わせてみましょうか~。
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オッケー! それじゃ、みんなスタンバイして。
曲かけるよ!
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みんな、お疲れさま!
疲れただろう、そろそろ休憩にしようか。
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そうですね。その前に……亜利沙さん。
今のレッスンで、気になることはありましたか~?
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あ、ありさですか!? えっと……あっ!
歩ちゃんの歌い出しが、すこし早かったです!
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あっ、やっぱそうだった!?
あそこの入るタイミング、ちょっと苦手なんだよな~。
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紬ちゃんは、右手の振りがちょっと遅れてました!
茜ちゃんはダンスの途中で、謎のアドリブが……!
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あっ、亜利沙ちゃんもそう思った? 茜ちゃんも、
茜ちゃんのかわいさならOKだと思ったんだ~!
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ちっともOKではありません、松田さん、野々原さん。
ちゃんと直さなければ……!
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さすが亜利沙だな……。
みんなの事をよく見てる。
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プロデューサーさん~?
感心している場合ではありませんよ~。
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うん、そうだな。それぞれ課題はあるけど、
公演までまだ時間はある。しっかり調整していこう!
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はぁ……とはいえ、あまり時間もないのに、
こんな調子で大丈夫なのでしょうか。
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大丈夫だよ、つむりん。つむりんは着実に成長してる!
ずっとみんなを見てた茜ちゃんにはわかる!
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ヘイ、プロデューサーちゃん!
つむりんと茜ちゃんに、ご褒美のプリン、プリーズ!
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茜さん~? プリンはレッスンが終わってからと、
約束しましたよね~? 約束を守れない子は……。
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じょ、冗談だよ朋花ちゃん!
茜ちゃん、今すぐ練習したくてたまらないな~!?
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あははっ! 亜利沙も茜も、
プロデューサーより朋花のほうが怖いのかな?
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はは、そうみたいだな。
茜、プリンはレッスンが終わったらな。
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ぐぬぬ……まぁでも、レッスンのあとに食べられるなら
いいもん! 茜ちゃん的にはオッケーだよ!
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はぁ……みなさん、余裕があるのですね。
それに比べて、私は……。
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大丈夫ですよ、紬さん~。
私は、このメンバーを信じています~。
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ダンスなら、歩さんが頼りになります。その代わり
紬さんは、歩さんに歌を教えてあげてください~♪
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紬、よろしく!
ダンスのことなら、アタシにまかせてよ!
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は、はい……舞浜さん、よろしくお願いします。
本番まで、お互い助け合いましょう……!
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(朋花のセンター公演のレッスンは順調に進んでいる。
これなら、何の問題もなく本番を迎えられそうだな)
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……あれ? レッスン室に、明かりがついている。
もう、みんなとっくに帰ったはずなのに……。
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朋花じゃないか。
どうしたんだ、こんな時間に。
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あら、プロデューサーさん……。私は、
子豚ちゃんからのお手紙を読んでいたところですよ~。
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子豚ちゃん……ファンレターか。
朋花のファンの人達は、みんな熱心だからな。
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けど、それにしてはなんだか浮かない顔だな。
何かよくない事でも書いてあったのか?
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うふふ……プロデューサーさんは、
私のことを、よく見ているんですね~?
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聖母の顔色をうかがうなんて、生意気ですよ~?
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それがプロデューサーの仕事だからな。
……で、何を気にしていたんだ?
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ええ。この子豚ちゃんからの手紙が、
少し気にかかってしまって……。
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『朋花様の初めてのセンター公演に行きたいけど、
ケガで入院して、行けなくなってしまいました』
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『劇場に行ける、仲間の子豚ちゃん達が
うらやましいです』……だそうです。
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そうか……残念だけど、入院しているんじゃ
公演に来るのは難しいよな……。
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はい。……私は、より多くの子豚ちゃん達のためにと、
アイドルをはじめました~。ですが……。
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やはり、全員に平等にというのは、難しいですね~。
わかっているつもりでしたが……。
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朋花は優しいな。公演に来られないファン、
ひとりひとりの事まで考えてあげて。
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当然ですよ~。子豚ちゃんがいるから、
私はアイドルになったのです~。
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でも、現実に朋花のステージを見る事ができるのは、
劇場に来てくれたファンだけだ。今のところは。
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それでも、もっと多くの人達に声を届けたいなら、
何回でも挑戦するしかない。
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ああ。子豚ちゃん達が、いつでも朋花に会いに
来られるように。朋花が、ステージに立ち続けるんだ。
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それが、アイドルがファンに対してできる、
最大の恩返しなんじゃないかと思うよ。
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今回は残念だったけど……その手紙の人も、朋花が
ステージに立ち続ければ、絶対、見に来てくれるさ。
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そうですね~。アイドルの私にできるのは、
ステージに立ち続けることだけですね~。
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そうすれば聖母の光を、あまねく
すべての人たちに、届ける事ができるはずです~。
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プロデューサーさん。
次の公演のことなのですが……。
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今回の公演のことで、みなさんにご相談があります~。
私のワガママを、聞いていただけますか~?
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(朋花のファンを思う気持ちは、もしかしたら
みんなの想像以上に強いのかもしれない……)
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(朋花の思いは、きっとみんなの元に届くだろう。
そのための手助けなら、いくらでもできるはずだ!)