MLTD Archive(β)
メインコミュ 第 43 話 公演前 2 / 5 パート

Pride

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(響のセンター公演の告知は、反響がすごかった。 ファンの人達の期待に、しっかり応えないとな)
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そういえば、昼がまだだったな…… 遅くなったけど、休憩がてら何か食べて……。
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SE
ドタドタドタ……バタンッ!
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プロデューサー! た、大変です! 響が、響が~っ!
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ひびき、たまきたちが何を言っても聞いてくれないの! おやぶん、助けて……!
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ふたりとも、そんなに慌ててどうしたんだ? 響がどうしたって?
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のんびりしてる場合じゃないぞ、おやぶん! 早くしないと、みんなやられちゃうぞ!
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とにかく一緒に来てください! 響を止められるのは、 もうプロデューサーしかいないんです!
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わ、わかった! とりあえず、響の所へ行こう!
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ぜぇ……ぜぇ……ぜぇ……ぜぇ……。
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響、もうやめようよ~! これ以上続けたら、倒れちゃうってば!
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じ……自分は、これくらい、へっちゃらだぞっ。 ほら、もう1本いこう!
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響! どうしたんだ、みんなも…… ヘトヘトじゃないか。一体、何があったんだ?
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あ、来てくれたんだ!? プロデューサーからも言ってやってよ~!
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響ってば、さっきからヘロヘロなのに まだまだやれるって聞かないんだよーっ!
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朝から、ずーーーー……っと、レッスンしてるのに! こんなんじゃ、ケガしちゃうよ!
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朝からずっと? 響、さすがにやりすぎだ!
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プロデューサー……。 自分、もっとカンペキになりたいんだ……。
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だから、今はとことん頑張らなきゃ。 休んでるヒマなんかないぞ!
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響……。
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こうなったら……響、アタシとダンス勝負だ! アタシが勝ったら、大人しく休憩してもらうよ!
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うん……っ、望むところさー! 自分はどんな勝負だって、受けて立つぞ!
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ダメだよ、歩! 今勝負なんてしたら、 ふたりともケガしちゃうよ!
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そ、それもそうか! でも、それじゃどうやって引き止めれば……。
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虫取り勝負! ひびき、たまきと虫取り勝負しよう! 近くの公園で、多く取った方の勝ちだぞ!
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自分も環と虫取りしたいけど……また今度ね。 公演が終わったら、一緒に遊ぼう!
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ホント!? じゃあ約束ね! くふふ……ひびきと遊ぶの楽しみ~♪
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ああっ、話が終っちゃった!
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……響、みんなの言うとおり、いい加減休もう。 朝からレッスンしてるなら、お昼も食べてないだろ?
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それは大丈夫だぞっ。 自分、お腹空いてないから……。
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SE
グゥゥゥ………。
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はっ!? い、今のは、その……!
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あ、私、お昼作ってくる! 新しい料理開発したんだ! その名も『女子力MAXゴーヤチャンプルー』!!
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美奈子先生に手伝ってもらったから、味は保証するよ! すっごく美味しいから、食べて食べて☆
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だ、大丈夫ったら、大丈夫! お腹が空いてたって、自分は踊れるし……!
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ほら! こんなふうにターンだって……あ、あれ?
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お、おかしいぞ…… 急に、目が回って…………ガクッ。
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響!?
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うわぁ、響が倒れた!? きゅ、救急車! 誰か救急車呼んでー!
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ひっ……、ひびき~!! ひびき、ひびきってば~!!
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ふたりとも落ちつくんだ! みんなも、 こういう時こそ、落ち着いて行動しよう!
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そ、そうですよね。えっと……海美、タオルを濡らして きて! 歩と環は、スポーツドリンクをお願い!
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わ、わかった! 行ってくる!
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そして……
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ふー、お腹いっぱいだぞ。女子力ゴーヤチャンプルー、 自分もレパートリーに入れてみようかな?
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ああ、見た目が蛍光ピンク色ですごかったけど、 確かに美味かったな。
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ところで響、もう体の方は大丈夫か?
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うんっ。 いっぱい寝ちゃったし、もう元気になったぞ!
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そういえば、みんなは? みんなにも、もう大丈夫だよって教えてあげないと。
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先に帰ってもらったんだ。響が起きるまで待つって 聞かなかったけど、遅くなってきたから。
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そっか……。 なら、みんなにメッセージ送っておくね。
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そうだな。 それじゃ、響も帰ろうか。途中まで送るよ。
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えっ。じ、自分ならもう平気だぞっ。それに、 プロデューサーだって……忙しいんでしょ?
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今さら遠慮しなくていいよ。 ほら、いいから行こう。
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あ。う、うん……。
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あ、みて、プロデューサー! 星がすっごくキレイさ~。
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本当だ。 こんなにキレイに見えるなんて珍しいな。
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なんだか今日は、いつもよりキレイに見えるよね! ちょっと、沖縄の空に似てる……。
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島のみんな、元気かな。……えへへ、見ててね! 自分、絶対にトップアイドルになるからーっ!
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……。
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よーし! プロデューサー、自分、ホントに もう元気だから安心してね! 明日もまた頑張るぞ~!
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それは頼もしくて何よりだ。……でも、 またみんなに心配かけないようにな?
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う、うん、わかってる。今日はちょっと やりすぎたぞ……。あの、ゴメンなさい。
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でもね、プロデューサー。今日みんなと一緒に レッスンして……自分、わかっちゃったんだ。
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自分はまだ、ぜんぜん1番じゃないって!
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1番じゃない……?
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そうだぞっ。真はもともとすごかったけど、 歩も海美も環も、すっごくよくなってるよね?
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ダンスだけじゃなくて、歌も表現も、なんかこう…… 伸びやかで、キラキラしてる感じでさ!
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そうだな。3人ともステージに慣れてきたし、 伸び盛りだから。
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でしょでしょ? だから自分、いくらレッスンしても やめられなかったんだ。だって……。
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劇場のセンターに立つのは、劇場で1番のアイドル。 自分はそう思ってるから!
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劇場で1番のアイドル、か。 ……簡単になれるものじゃないぞ?
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そ、そんなのわかってるぞ。春香たちも、 劇場のみんなも、もう十分すごいし……。
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でも自分が目指してるのは、トップアイドルなんだ。 仲間にも誰にも負けない、1番のアイドルだからね!
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そうなるために、自分は誰よりも頑張らなくちゃ。 でないと、胸をはってセンターに立てないぞっ!
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そうか……。 つまり、今は負けを認めるんだな?
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えええっ!? な、なんでそういう言い方するの!? ヒドイぞ、プロデューサー!!
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いやいや、勝つためにはまず今の負けを認めないと。 認められないから、頑張りすぎるんじゃないかな。
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うっ! そ、そういわれると…… そう、かも……?
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だから冷静に自分を見つめて、 着実にレッスンを続けていけるようにしよう。
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ペースを守って、続けられるように休憩も取って。 そしたら最終的に、劇場で1番頑張れるだろ?
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あ。……うんっ、それならいいぞ! 自分、約束する! ちゃんと休憩も取るって!
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それに、また倒れたら心配かけちゃうし……。 劇場で1番のアイドルが、それじゃダメだよね。
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ああ、1番のアイドルがフラフラしてたら、 ファンにも心配かけそうだしな。
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わかったぞ! ちゃんとペースを守りながら、 全力で頑張り続ける! 目指すは頂点さー!
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(高い目標に向かって一直線に。 その目はいつだって、光り輝く未来だけを見ている)
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(危なかっしいその背中を、しっかり見守って いこう。まだまだ、目が離せそうにないからな!)
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