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(貴音の公演に向けてレッスンが始まった。
メンバーはエミリーと瑞希、そして……)
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よろしくお願いしますね、タカネ!
一緒に、マーベラスなステージをつくりましょう!
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貴音さんの魅力がいっぱいの、歴史に残る
公演にしましょうね~、むふふ♪
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伴田路子、宮尾美也。こちらこそ、よろしく
お願いします。それにしても、歴史とは……。
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美也の夢だそうだ。
でも、すばらしい夢だと思うよ。
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はい。願うことは、歩み始めること。
美也はもう、歴史に名を刻み始めているのですね。
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おお~、そうでしたか~。
だとしたら、とってもうれしいです~。むふふ♪
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私たちも力を合わせ、貴音さんのセンター公演を
歴史に刻みましょう。……やってやるぞ。
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貴音さまの公演を、後世に伝えるのですね? 私も、
少しでもお役に立てるよう、精いっぱい頑張ります!
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はは、みんな気合い十分だな! それじゃ、
今日は時間もないし、早速レッスンを始めようか。
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あっ、そうでした! 貴音さまはこのあと、
音楽祭のご予定が……。
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はい。ですから今日は、あまり時間がなく……。
皆の貴重な時間をいただいたのに、申し訳ありません。
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あ、謝らないでください!
それより、音楽祭でのご活躍、楽しみにしています♪
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今日の音楽祭もそうですが……私には
確かに、いろいろなステージでの経験があります。
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ですが、劇場でのセンター公演は初めてのこと。
皆に教わることも多いでしょう。
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私から見れば、皆はセンター公演の『先輩』……。
至らない所があれば、遠慮なく指導してくださいね。
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そ、そんな、恐れ多いですっ。
私は大和撫子として、まだまだ未熟者なのに……。
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ふふっ、先達を敬うことも、また礼儀……。
大和撫子として、大人しく敬われてくださいね。
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タカネとはロコアートの魅力をシェアした
ベストフレンドです。エスコートは任せてください!
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頼もしいことです。
頼りにしていますよ、みちこ。
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ロコはロコでいいんだけど……
レッスンの時間、どんどんなくなってるぞ?
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それはいけません。では、レッスンを始めましょう。
成すべきことを成せば、結果は自ずとついてきます。
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(こうしてレッスンした後に駆けつけたイベントで、
貴音は素晴らしいステージを披露し、観客を魅了した)
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待たせたな、貴音。車で送ってくれたスタッフさんと、
つい話しこんじゃって……どうかしたか?
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いえ、お気になさらないでください。
それより、スタッフの方とはどのようなお話を?
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さっきの貴音のステージについてだ。
とても盛り上がったと、喜んでいたよ。
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それは何よりです。充実したレッスンの後でしたので、
いつも以上の成果が発揮できたのではないかと。
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そういえば、エミリー達から、めーるが……。
イベントはどうだったかと、気にかけておりました。
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はは……みんな、貴音のことが気になるんだな。
後輩たちに慕われてる証拠じゃないか。
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はい。皆のあたたかな気持ちが伝わってきます。
あたたかく純粋で、夢と憧れに満ちた気持ち……。
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良き仲間に恵まれ、私は幸せ者です。
でも……だからこそ……。
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プロデューサー……。
私は……皆が、まぶしいのです。
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光の輝きが強いほど、周りの影は濃くなるもの……。
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仲間と過ごす時間が楽しいほど、私は……
1人であることを思い出します。
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劇場は、皆の夢……
いえ、彼女達ひとりひとりの夢を叶える場所。
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センターの大役を引き受けたとはいえ……
本当に私が歌って……よいのでしょうか。
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今の私は……まだ己の未来を探しているところ。
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プロデューサー。私の未来は、
この道の先にあるのでしょうか。
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貴音……。それを決めるのは、きっと俺じゃない。
いや、他の誰かが決めることじゃないと思う。
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未来がまだ見つかっていないのなら、一緒に探そう。
まずは、見える未来を目指すのはどうかな。
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ファンはもちろん、劇場の仲間たちも
貴音の公演を楽しみにしてる。貴音を求めてる。
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ああ。みんな劇場で輝く貴音を見たいんだ。
貴音にここにいて欲しいんだよ。……俺も含めてな。
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でも、周りの気持ちよりも何よりも。大事なのは
たぶんシンプルな……、貴音の気持ちだ。
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貴音は、ここに……
この劇場にいたいと思う?
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はは、よかった。
いたくないって言われたら、どうしようかと思ったよ。
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まあ。いまさら、私が断るなど……。
真、いけずなお方ですね……。
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ですが、皆のような輝きには及びませんが、
少しだけ近い未来が見えてまいりました。
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私を求めてくださる人がいる限り、歌い続けましょう。
あの場所で……。