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(真がモデルを務める『Whitelilac』の
最新号の撮影風景が、公式のSNSで公開された)
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(妖精姿の真は、ファンの人達以外の間でも
「この美少女は誰?」と話題になっている……)
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う~ん、どうしたものか……。
何はともあれ、真本人に相談してみるか……。
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あっ、それって、真ちゃんがモデルをした写真?
えっ……この写真が、そうなの!?
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そうだよ! 自分で言うのもなんだけど、
なんだかボクじゃないみたいな気がしちゃって。
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わぁ……なまらステキな写真だねえ。
ほんとに、本物の妖精さんがいるみたいだべさ!
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うん、真さん本当に本物の妖精さんみたい!
……あっ! もしかして本当に妖精さんだったとか!?
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未来ちゃん、未来ちゃん。
いくらなんでも、それはないと思うのです。
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でも、未来がそう思っちゃうのも仕方ないかも。
それくらい、幻想的で素敵な写真……。
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も、もう……琴葉もひなたも、未来もまつりも!
みんな褒めすぎだってば! えへ、えへへ……♪
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真さん、いい顔してるべさ。
雑誌の撮影は、楽しかったかい?
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うん、すごく楽しかったよ! メイクさんや
スタイリストさんが、魔法使いみたいでさ……!
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真……あ、みんなも揃ってたのか。
お疲れさま。
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プロデューサーさんも、もう見たのです?
真ちゃんの写真!
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え? ああ、もちろん。
雑誌の発売が楽しみだな。楽しみだけど……。
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プロデューサー……?
あの~。難しい顔して、どうかしたんですか?
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撮影、けっこう上手くいったと思ったんですけど……
何か問題がありましたか?
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いや、問題じゃないんだ。……実は、その写真を
見たっていう人から、仕事のオファーがあったんだ。
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わぁ……さっそく、新しいお仕事かい?
やっぱし、真さんはすごいねぇ!
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そうだな。これも、真が頑張った結果だと思う。
それで、その新しい仕事の内容なんだけど……。
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むう……プロデューサーさん! ちゃんと
お話してくれないと、ちっともわからないのですよ?
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ああ、ごめん。
そうだな。ちゃんと話さないとな。
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今回、真にきた依頼というのは、『りるきゃん』で
連載してる少女漫画原作の、ドラマの主演だ。
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内容は、原作のスピンオフという事なんだけど……
登場する男の子、2人のうちの1人の話だ。
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うん。この前、真達が控え室で読んでた、
『キミさけ』のカケル役だそうだ。
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真さんが、『キミさけ』のカケル君!?
すごい……!
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うん。先方も散々オーディションしたんだけど、
イメージに合う役者が見つからなかったそうだ。
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そこに今朝、原作者の先生がSNSで真の写真を見て、
ピンときたらしい。それで、連絡がきたんだよ。
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さすが、原作者の先生は見る目が違うのです!
妖精さんな真ちゃんは、カケル君にピッタリなのです!
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でも、この写真の真さん、とっても綺麗だけども……
それなのに、お仕事は男の子の役なのかい?
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そうなんだ。少女漫画のヒーローだし……
中性的な雰囲気のある役者を探していたんだそうだ。
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でも、可愛い仕事をしたばかりだろう?
イメージを考えると、男の子役は真逆だし……。
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かわいさを、打ち消しかねないですもんね……。
それで、悩んでいたんですか?
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ああ。ただ、判断をするにも、
真の意見を聞いてからにしようと思って……。
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ボクは…………
ボク、そのドラマに出たいです!
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だって主演なんて、すごいチャンスじゃないですか!
しかも、超人気漫画『キミさけ』のドラマ化ですよ!?
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これって、絶対に話題になると思うんです!
だからボク、やりたいです!
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いいのか? ドラマが話題になれば、
せっかくの可愛いイメージが薄れるかもしれない。
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なに言ってるんですか、プロデューサー!
むしろ、ガンガン話題になりましょう!
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だってボク、アイドルですからね!
こんなチャンス、逃す手はありませんよ!
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それに原作の先生は、『Whitelilac』の
写真を見て、ボクを選んでくれたんですよね?
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そっか……カッコいい真ちゃんじゃなくて、
かわいい真ちゃんだから選ばれたってことは……。
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求められているのは、男の子っぽさじゃないですよね。
だとすると……透明感……?
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透明感か……
確かに、真の魅力を表すのにぴったりだ。
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そのとおりなのです、琴葉ちゃん!
姫には、よくわかるのです……。
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プロデューサーさん、わからないのです?
少女漫画のヒーローは、みんなの憧れなのですよ!
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つまり、カケル君はアイドルなのです!
妖精さんな真ちゃんに、ピッタリなのです!
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まつり姫さんのいうとおりかもしれないねぇ。
妖精さんな真さんは、なまらステキだったし。
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つまり真の魅力は、可愛い部分とカッコいい部分を
併せ持ったもの……そういう事だな。
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はいっ! って、自分で魅力なんて言うの、
照れちゃいますけどね。えへへ。
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よし。ドラマの話は、進めておこう。
公演の準備もあって大変だけど、乗り越えような!
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安心してください、プロデューサー!
劇場には、頼もしい仲間がいますからね!
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頼もしいなんて、ちょっこし恥ずかしいけど……
お手伝いできるように、一生懸命がんばるべさ。
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かわいい真さんも、カッコいい真さんも、
みんなに、いーっぱい見てもらいたいもん♪
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未来……そうだね。いろんなお客さんに、
楽しんでもらえる公演にしようね!
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みんなの気持ちは、ひとつなのです!
真ちゃんの公演、絶対に成功させるのです♪
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ありがとう、みんな! ……って、もうこんな時間!?
そろそろレッスンを再開しようか!
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(それからの真は、撮影とレッスンの日々が続いた。
どんなに忙しくても、前向きに取り組んでいく……)
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(可愛いとカッコいい、両方の魅力が見られる公演。
それが、菊地真のセンター公演なのかもしれない!)