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(定期公演のレッスンが始まった。今日は打ち合わせで
立ち会えないけど、皆、しっかり頑張ってくれよ!)
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ワン、ツー、スリー、フォー……ターン、っと!
よしっ、バッチリ揃ったね!
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うん、初日にしてはいい感じじゃない?
公演まで、まだ時間あるしね。
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いやー、よかったよかった! 茜ちゃん、何しろ
忙しいからね。昨日とか8時間しか寝てないし!
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それ、けっこう寝てるよね?
茜が忙しいのは、もうわかったってば~。
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茜ちん、大変そうだねー。なら今日のレッスンは
もう終わりにして、おやつタイムにしない?
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ナイスアイディアだよ、亜美ちゃん!
忙しい茜ちゃんには、休息が必要なのだ~!
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亜美さん、野々原さん。それはいけません。
まだ、レッスンの時間内です。
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プロデューサーから、くれぐれもふたりを
頼むと言われています。さあ、練習に戻ってください。
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アタシも、紬に賛成かな~。
今のとこ、もうちょっとやっときたいしね。
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ほらほら、ふたりとも!
もうちょっとだし、がんばろうよ。
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うあうあー! 兄ちゃんが策士だよー!
シンガーソングライターだよー!
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律子さんがいないから、ノビノビできると思ったのに!
おのれ、プロデューサーちゃんめー!
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(すっかり遅くなってしまったな。
みんな、レッスンちゃんとできたかな……)
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えっ? ……茜?
どうしたんだ、こんなところで……。
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あ、プロデューサーちゃん……おかえり~。
どうもこうも、つむりんがスパルタで……ウニャ~。
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そうか……練習頑張ったんだな。
お疲れさま。
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……なあ、茜。やっぱり新曲お披露目、延期するか?
学園祭の方も、忙しいんだろ?
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ニャッ!? ダメダメ!
茜ちゃん、やるったらやるんだから。
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それに、これくらいのスケジュールもこなせない
ようじゃ、トップアイドルになんてなれないもんね!
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そうそう、そうなの! それに、なーんか
ちょっと気になることもあるんだよね……。
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あ、こっちの話! それより茜ちゃん、
プロデューサーちゃんに質問があります!
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茜ちゃん、学園祭のステージに出てもいい?
サプライズで、ライブをやりたいんだよね。
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うん? ああ、それは構わないけど……。
わざわざ断りを入れるなんて、えらいな。
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だってホラ、茜ちゃんはプロのアイドルだからね!
本当だったら、ギャラが発生しちゃうでしょ?
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はは、そうだな。
なんなら茜が払ってくれてもいいんだけど。
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茜ちゃんが出るのに、茜ちゃんが払うの!?
それって搾取だよ! アイドル業界の闇だよー!
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フゥー……今日の分、どうにか終わったね~。
副委員長ちゃん、ありがと~。お疲れちゃん!
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わっ、もうこんな時間!? 茜ちゃん、レッスンに
行かなくちゃ。じゃあ、また明日ね!
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あの……わ、私、
野々原さんに、聞きたいことがあって……。
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……野々原さんは、どうしてそんなに頑張れるの?
忙しくても、ずっと楽しそうだし……。
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頑張るのが……イヤになったり、しないの……?
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言われてみれば、どうしてなんだろ?
茜ちゃんにも、よくわかんないかも……?
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あっ、いや待って! ……そうだ!
副委員長ちゃん、今度、劇場に茜ちゃんを見にきてよ!
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次の公演で、茜ちゃんの新曲お披露目があるんだけど。
見てくれたら、何かわかるかも!
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あっ、チケットのことは心配しないで♪ 茜ちゃんが
招待するから! それじゃ、バイバーイ!
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ハァ、ハァ……お待たせ!
ふたりともゴメンね、残ってもらっちゃって……!
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お疲れ、茜~。そんなこと気にしなくて大丈夫だって。
あと、明日は紬と亜美も残れるってさ!
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茜、レッスンもいいけど、ちょっと休んだら?
アタシたちなら、時間は大丈夫だからさ。
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ありがと、マイハマン! でも大丈夫♪
何故なら、茜ちゃんは元気いっぱいなのだ~!
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とか言って~。今日も忙しかったんじゃないの?
あんまり無理すると、本番までもたないよ~。
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正直、疲れてはいる! いるけど、無理はしてない!
茜ちゃん、今、やる気がみなぎっているからね!
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おーっ、茜、気合いすごいじゃん!
でも、なんで?
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なんで……ナンデ? 今日はいっぱい、
どうしてとかなんでって聞かれる日だなー。
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いやね、みんなの期待を背負っている!と思うと、こう
……すっごくやる気になるんだよね! 茜ちゃんは!
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なるほど、そうでしたか。では野々原さんは、普段の
レッスンも、その気構えでやれば良いのでは……?
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亜美は、茜ちんの気持ちわかるな~。レッスンが
イヤなんじゃないんだよ。ただサボりたいんだよ~。
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さすが亜美ちゃん、話がわかるね! ……って、
あれっ!? ふたりとも帰ったんじゃなかったの?
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どうしても、気になってしまったので……。
用事を済ませて、戻って参りました。
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亜美も、ママにちゃんと言ってきたよーん。
んじゃ、サクッとレッスンしちゃおー!
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みんな、茜ちゃんのために……!
ありがとう! 茜ちゃんは幸せ者です!
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よーし、それじゃレッスン開始!
頭から通しでいいよね? いくよーっ!
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……で、頑張りすぎて、こんな時間になっちゃったと。
熱心なのはありがたいけど。
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にゃはは♪ ゴメンゴメン!
つい、気合い入っちゃってさ~。
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すみません……。プロデューサーにレッスンの
進行を任されたというのに、このような時間まで……。
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いやいや紬が謝る事じゃないよ。ひとまずお疲れさま!
みんなの家に連絡を入れておかないとな。
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むにゃ……うぅん、プロデューサーちゃん
ダメだよ、茜ちゃん人形をそんな乱暴に……ぐう……。
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おーい、茜~? おーいってば~。
……ダメだ、起きないや。よっぽど疲れてたんだな~。
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茜ちん、完全におネムだね~。
……そうだ! 兄ちゃん、サインペンあったよね?
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寝ている人の顔に落書きしようとするんじゃない。
茜は……そうだな、もう少し寝かせてあげようか。
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オッケー! 倉庫に、毛布あったよね?
アタシ、取ってくる。
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他のみんなは、車で送ろう。
とりあえず、着替えてからエントランスに集合な!
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ウニャーッ! 茜ちゃんってば、寝てた!?
ご、ごめんごめん、プロデューサーちゃん!
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あっ、でもカワイイカワイイ茜ちゃんの寝顔を
見られたから、むしろ役得だった? ニャハッ☆
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ニャハッ、じゃなくて。……茜、本当に大丈夫なのか?
そんなに無理してるんだったら、今からでも……。
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も、も~っ! プロデューサーちゃんってば、
心配性なんだから。茜ちゃんなら、本当に大丈夫!
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そりゃー、全然しんどくないって言ったら
ウソになるけど……でもなんか、楽しいんだよね!
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うん! 今! この瞬間! 最高に輝いてる
茜ちゃんを見て! ……って感じ?
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心配しなくても、本当の本当に辛い時は、
ちゃんとプロデューサーちゃんに頼るよ!
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だってプロデューサーちゃんは、
茜ちゃんのプロデューサーだからね!
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(様々なステージを経て、茜にも、アイドルとしての
自覚のようなものが芽生えたのかもしれないな……)
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(元々、茜のアイドルとしてのポテンシャルは高い。
これなら、トップアイドルも本当に夢じゃ……!)
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というわけで……プロデューサーちゃん!
今日のところは、茜ちゃんを家まで送り届けるのだ~!
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あ、そうそう! あと、茜ちゃんの公演のチケット、
1枚もらってもいい? 学校の友達を招待したいんだ☆
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(アイドルとして、一段成長した茜の新曲お披露目……
どんなステージになるのか、楽しみになってきたぞ!)