MLTD Archive(β)
メインコミュ 第 104 話 公演前 2 / 5 パート

それは何の変哲もない

音声再生は内部プレビュー専用です。本文はどなたでも閲覧できます。

1
(後をつけるのは気が引けるけど、 プロデューサーとしては事態を把握すべきだしな……)
2
(麗花が向かっている方向からすると…… 待ち合わせ場所は、公園みたいだな)
3
ふんふんふーん♪ ふふっ♪
4
麗花さん、鼻歌を歌ったり、 スキップしたりしてるね。なんだか楽しそう。
5
あの様子……やっぱり、 彼氏さんを待っているんでしょうか?
6
楽しそうなのは、歌織さんとお兄ちゃんもじゃない?
7
だな。プライバシーが~って注意してた割には、 なかなか熱心じゃないか。
8
いや、麗花の事が心配なのは本当で……。
9
あっ、見てください! 麗花ちゃんが 公園の入口に向かって手を振ってますよ。相手は……。
10
あれ? 小学生くらいの子ですね。
11
まさか、あれが恋人か……?
12
恋人って、誰の?
13
決まってるだろ、レイの……うわっ、レイ!?
14
麗花、いつの間に……。
15
話し声が聞こえるな~と思って振り返ったら、 みんなの姿が見えたので♪
16
もしかして、かくれんぼですか? いいないいな~、私たちも混ぜてください♪
17
……。
18
いいえ。その、かくれんぼではなくて……。 あの、麗花ちゃん。そちらの男の子は?
19
この子は、ずばり、私のお友達です! ケンジ君っていうんですよ♪
20
お友達?
21
はい♪ 出会いは、この公園でした。 お散歩中、そこのブランコにこの子が座ってて。
22
私も小さいころは、よくひとりで遊んでたから。 なんだか気になっちゃって、話しかけてみたんです。
23
それから、一緒に遊ぶようになったんですよ! ねっ?
24
うん……。
25
歌を聞いてもらったり、枝で地面に絵を描いたり。 お宝がないかな~って冒険したりもしました♪
26
ふーん。それで今日も、 いっしょに遊ぶ約束をしてたんだ。
27
……。
28
どうした、元気がないな。 ……いつもこんな感じなのか?
29
うーん。そんなことないんだけど…… みんなに言っちゃっても大丈夫?
30
うん、別にいい……。
31
わかった。……実は彼、お家の事情で、 もうじき海外に引っ越しちゃうんです。
32
だから、日本での思い出をいっぱい作ろうって、 私ともたくさん遊んでもらってるんですよ♪
33
そういうことだったのか…… いろいろ納得したよ。
34
なら、ウチらも混ぜてもらっていいか? せっかくだ、みんなで思い出を作ろうぜ。
35
わぁ、いいですね♪ ねえねえケンジくん、私たちとも遊んでくれる?
36
……麗花お姉ちゃん……。
37
うん。ケンジ君がいいなら、私は大歓迎だよ♪
38
わかった……。いいよ。
39
わーい、大人数になりましたね! だったら、 私たちだけじゃできないような遊びがいいよね?
40
鬼ごっこはどうかな? 鬼はもちろん、プロデューサーさんで♪
41
もちろんってどういう事だ?
42
アイドルを追いかけるのは、得意かなって♪ 頑張ってください、鬼デューサーさん♪
43
いいね。相手がお兄ちゃんなら、 桃子も本気出して逃げるよ♪
44
よ~し、私も逃げますよ~! プロデューサーさん、がんばってください!
45
仕方ないな…… よし、気合いを入れて追いかけるぞ!
46
けど、プロデューサーさんひとりじゃ…… あの、私も鬼になって、お手伝いしましょうか?
47
いいんだよ、カオリ。ウチらアイドルと違って、 プロデューサーは万年運動不足だろ?
48
いい機会だと思って、ウチらを追いかけてくれ。 じゃあな♪
49
SE
タッタッタ……
50
100数え終えたら、追いかけてきてくださいね。 ケンジくん、私たちもびゅんびゅん逃げちゃおう♪
51
うん…… お兄ちゃん、がんばって……!
52
SE
タッタッタ……
53
蜘蛛の子を散らすように、みんな逃げていったな。 数えなくてもいい気がするけど……1、2、3……。
54
…………
55
(それからみんなで、鬼ごっこ、陣地とり、 缶蹴りなどいろんな遊びをした)
56
(こんなに走り回ったのは久しぶりだな。 明日、筋肉痛にならないといいんだけど……)
57
……麗花お姉ちゃん。 ボク、そろそろ帰らなくちゃ……。
58
そっか、夕方だもんね。 あーあ、時間が操れたらいいのにな~。
59
そしたら、楽しい時間をす~っごく長くして、 ずっと遊んでいられるようにしちゃうのにね。
60
うん……。
61
あ、そうだ。これを渡さなくちゃだったんだ。 ……はい!
62
封筒……?
63
私たちの、公演のチケット! 次の公演は、 私がセンターなんだよ。ぱちぱちぱち~♪
64
ここにいるみんなで一生懸命盛り上げるから、 ケンジ君にも来てもらえると嬉しいな♪
65
うん……ぜったい、行く!
66
ありがとう、麗花お姉ちゃん。 またね……バイバイ!
67
ばいばーい! お家まで、気をつけて帰ってね~♪
68
……みんな、今日は本当にありがとう♪ あの子、今まで見たことがないくらい喜んでたよ。
69
あれで喜んでたの? 桃子には、そうは見えなかったけど……。
70
ふふ。ケンジ君は、とっても照れ屋さんだから♪ でもでも、喜んでたのは間違いないよ。
71
遊んでる時、「楽しいね」って、 何度も私に笑いかけてくれたし。
72
でも、もっともっと笑顔にしたいな~。 とびきりの笑顔になってほしいな~!って。
73
だから、今度の公演に招待したのか?
74
はい! あっ、もちろんあの子だけじゃなくて。 来てくれた人みんなが、笑顔になっちゃうような……。
75
そんな、楽しい公演にしたいなーって思ってます! でもでも、私だけじゃ無理かもしれないから……。
76
今日みたいに、みんなも協力してくれるかな?
77
今さら、何水くさいこと言ってんだ。 ウチらは一蓮托生、だろ?
78
大丈夫だよ! 麗花ちゃんなら、絶対できるよ! 私たちもがんばるし!
79
ええ、そうね。 力を合わせて、素敵な公演にしましょう。
80
桃子だって、手は抜かないよ。 今回も、いつもどおりがんばるだけだしね。
81
わ~い、みんなありがとう♪
82
ありがとうのぎゅーは、公演後に取っておきますね! まだまだやることがいっぱいですから♪
83
よーし、自主練いっぱい頑張るぞ~♪ お~!
84
自主練って……今からか? あれだけ遊んだのに?
85
はい! 私、いまとってもやる気なんです。 えっへん♪
86
そうか……麗花の体力が無尽蔵なのは知ってるけど、 公演前だ。張り切りすぎて、ケガをしないようにな!
87
はーい! ではでは、行ってきま~す♪
88
SE
タッタッタ……
89
麗花ちゃん、全速力で走っていっちゃった。 あれだけ走り回って、息ひとつ切れてないなんて……。
90
……それだけ、今度の公演に 本気だってことなのかな。
91
ああ。……なあ、プロデューサー。 レイっていいヤツだよな。
92
何考えてるかも、何やらかすかもわからないし。 いつも振り回されてばっかだけど……。
93
あいつの、誰かを笑顔にしたいって気持ちは 間違いなく本物だ。
94
うん……そうだな。 ……みんなも、麗花のサポートよろしく頼む。
95
はい! 麗花ちゃんとケンジくんに 素敵な思い出ができるよう、がんばりますっ!
ホイールで拡大 / ドラッグで移動 / ダブルクリックで等倍ピンチで拡大 / ドラッグで移動