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(グラビア撮影が無事に終了し、今日は1日オフ……
帰国後は新曲公演に向けたレッスンの追い込みだが)
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(せめて今日くらいは、みんなにも思いっきり
羽を伸ばしてもらえるといいな)
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美希ちゃんのおかげで、いい買い物ができました~。
お洋服、選んでくれてありがとうございます~。
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ううん、ミキもカワイイ服が買えてよかったの。
いいお店だったよね♪
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それじゃ、次はオレの買い物に付き合ってくれよな!
近くにアロハシャツのショップがあるらしいんだけど。
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有名なメジャーリーガー御用達のお店らしくってさ!
サインボールとか飾ってあるみたいなんだ!
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では、次はそこに行ってみるとして……そろそろ
お昼ご飯のことも考えないとですよね。
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ロコ的に『ロコモコ』はマストです!
ランチかディナー、どちらかでお願いしますね♪
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ミキ的には、分厚いハムみたいなお肉の
おにぎりが食べたいってカンジ!
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パンケーキがおいしいお店もあるみたいですよ~。
おいしいものがいっぱいで目移りしてしまいますな~。
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向こうの通りに、レストランがたくさんあったな。
アロハシャツのお店の後で、行ってみようか。
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ふう……あれが本場のロコモコ……
とってもアメイジングな味わいでした!
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美希さんのスパムおにぎりも、
とってもおいしそうでしたよね。……美希さん?
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(みんなで遊ぶのも楽しいけど……。
ハニー、そろそろ声かけてくれるかな……?)
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ちょっと、調子に乗って食べすぎちゃったかな……
なあみんな、腹ごなしに散歩しない?
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お散歩ですか~、いいですね~。
どこに向かいましょう~?
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あれ? ハニ……プロデューサーは?
どこ行っちゃったの?
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先に会計を済ましとくって、出てったきりだよな?
そういえば、なんか慌ててたような……。
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おや、プロデューサーさんからメッセージが…
急用で、先にコテージに戻っているとのことです~。
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スクランブルのリモートミーティングみたいですね。
ハワイに来てまで、ビジーです~。
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うーん。残念ですけど、
お仕事じゃ仕方ありませんね……。
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そうですね。今日のバケーションは、
ロコたちだけで回りましょう!
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ミーティング、結局夜までかかっちゃったな……。
そうだ、帰国後のスケジュールも詰めとかないと……。
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ん? こんな時間に誰だ?
ルームサービスとかは頼んでないはず……
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むー……どうして、じゃないの。
ミキとの約束覚えてる?
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あ、もちろん覚えてる……ごめん。
でも遅い時間になっちゃったし、どうするかな……。
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それに、美希も疲れてるだろ?
デートはまた今度にして、今日は早めに寝た方が……。
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ハニー、ミキへのゴホウビに、デートしてくれるって。
だからミキ、撮影も頑張ったんだよ?
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平気じゃない……そうだよな。アイドルとの約束を
破るようじゃ、プロデューサー失格だ。
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わかった。美希がまだ元気なら、付き合う……いや。
よかったら、俺に付き合ってくれるかな?
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そうと決まったら、善は急げなのー!
お店が閉まっちゃう前に、早く早く!
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わっ、わかった。わかったから引っ張らないで……
せめて着替えさせてくれー!
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あのいちごジェラート、おいしそう~!
ねぇねぇハニー、次はあそこに行きたいな♪
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ま、待ってくれ美希……さっきマラサダを食べた
ばかりなのに、よくそんな走っていけるな?
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だって、こんなにハニーをひとり占めできることって
きっと、あんまりないから。
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いまのうちに、ぜんぶ楽しまないともったいないの!
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あ、いや。なんでもないよ。
……よし、行こうか!
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(これ以上、ガッカリさせるわけにはいかない。
残された時間で、できるだけ……)
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ふ~。ハニー、今日はいっぱい付き合ってくれて、
ありがとうなの。
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ミキ、デートの最後は、ここに来たかったんだ。
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ここは……昨日まで撮影で使っていた浜辺だよな?
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うん。お仕事のときはみんなも一緒だったから……
ハニーとふたりっきりで来たいな、って。
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でも、夜のほうがもっと素敵だったね!
海がキラキラ輝いてて、ロマンチックなの……♪
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美希。ご褒美の事だけど……
その、何か他にできる事はないか?
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いや、楽しみにしてくれてたのに、結局、
短い時間になっちゃったから……。
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それって、ハニーがもっと……
この後も、ミキと一緒にいてくれるってコト?
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最近のプロデューサーって、
すっごく忙しいよね。
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劇場の子たちのお仕事もどんどん増えてるから、
当たり前って思うけど……。
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そうだな……。その分、美希や春香たち先輩のみんな
には、付き添えてないことが多いと思う。
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美希たちは、任せても大丈夫な部分があるから。
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うん。でもミキは、プロデューサーとふたりの
時間が少なくなるのは、イヤだったの。
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プロデューサーが見てくれてないのに、
お仕事はいっぱいだし……。
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でもね、ミキがワガママ言ってるってことも
わかってるの。
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プロデューサーは、プロデューサーで。
だからミキのハニーでいてくれて。
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ミキ的にもミキだけじゃなくて、みんなが
キラキラしてる方が、すっごく嬉しいし……。
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でもでも、ハニーがミキのこと見てくれないのは、
やっぱりイヤなの。
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デートもしたいし、ふたりっきりの時間もほしいし……
ミキのこと、もっといっぱい見ててほしいのに……。
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……ごめんね。
ミキ、やっぱりワガママだよね?
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……いや。確かに俺がずっと美希だけを見ていることは
難しいと思うし……それは、できないと思う。
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でも、その前に俺は、忘れちゃってたんだ。
美希が本当は、どれだけすごい子かってことを。
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一瞬で人の目を惹きつけて、才能にもあふれていて、
どんな仕事でも最高に輝ける……。
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そんな美希に、つい慣れてしまっていたけど。
美希はまだまだ、こんなものじゃないんだよな。
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もっともっと、どこまでもいけるし、誰よりも輝ける。
その機会を逃していることに、気づけないなんて……。
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忙しいのを言い訳に、今の美希に勝手に満足して、
任せきりになってしまって……すまなかった。
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ううん、それは謝らなくていいの! ホントはミキが、
ハニーを振り向かせられないってだけだもん!
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いやいや、元はといえば、俺が美希のことを
ちゃんと見てなかったのが悪いから……!
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こういうやりとりって、ドラマで観たことあるの。
ふたりで、ずーっと謝り続けちゃうやつ。
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そうだな。……それじゃ、ここは
お互い様ってことにしておこうか。
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ハニー! あそこのジュース屋さん、
まだやってるみたいなの!
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じゃあ、あそこのスペシャルトロピカルジュースを
一緒に飲んでくれたら許してあげる♪ あはっ☆
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あれ、やっぱり俺が悪いのか?
まあ……それくらい、お安い御用だけどな!
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(美希はきっと想像もつかないレベルまで羽ばたいてい
く。そんな彼女を、これからも支えていけるならな!)