(ふぅ、やっと39プロジェクトの資料が仕上がった。 ……と、もうこんな時間か。ひとまず休憩しよう)
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(ふぅ、やっと39プロジェクトの資料が仕上がった。
……と、もうこんな時間か。ひとまず休憩しよう)
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あの……少しお話ししたいことがあるのですが、
よろしいでしょうか?
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お疲れさま、千早。
もちろん構わないけど、どうしたんだ?
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ありがとうございます。
実は、39プロジェクトのことで……。
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39プロジェクトですが、
私に何かお手伝いできることはありませんか。
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新しく人が入るということは、私は先輩になるという
こと。少しでも新しい人達の力になれれば、と……。
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……なるほど、そういう話か。
ありがとう、助かるよ。
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いえ、当然のことです。私も、今でこそ
それなりのアイドルとして認められてはいますが……
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ここまで、一人で歩いてきたわけでは
ありませんから。
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そうだな。千早はプロ意識も高いし、
歌の実力に関しては、世間にも認められている。
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後輩達にとっては、最高のお手本になるだろう。
相談に乗ってやってくれ。
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プロデューサー。お言葉ですが、私もまだまだ
半人前。お手本にはほど遠いと思います。
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そもそも、歌うことと教えることは違います。
それに、言っては何ですが……。
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人から教わるだけでは、
いい歌を歌うことはできないかと。
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それでいいんだ。そういう千早から、
助言をもらえる事に意味があるんだよ。
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極端な話、歌の話をしなくてもいい。
雑談をするだけでも、みんなやる気が出ると思う。
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わかりました。彼女たちにとって、
よりよいお手本になれるよう精進します。
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そのためにも、プロデューサー。
これからもご指導のほど、よろしくお願いします。
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はい……。
では、私は次の仕事があるので。失礼します。
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(孤高の歌姫。そんな二つ名で呼ばれることもある
少女が、今は後輩のことを気にかけている)
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(これから、さらなる高みへと昇っていくのだろう。
たくさんの、新しい想いに押されて)