(39プロジェクトの初公演がもうすぐに始まる……。 が、美希の姿が見当たらない。一体どこに……?)
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(39プロジェクトの初公演がもうすぐに始まる……。
が、美希の姿が見当たらない。一体どこに……?)
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あ、プロデューサー、探してたの~……。
あふぅ。
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よかった、ここにいたんだな……って、
美希も俺を探してたのか?
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あのね。ミキ、出番までいつものソファーで
お昼寝しようって思ってたんだけど……。
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新しいコたちが、ずーっと話しかけてきて。
ぜんぜん寝かせてもらえないの……。ヒドイよね?
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そ、そうだな……。まさか、このタイミングで
先輩が寝るとは、思ってなかったのかもな。
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だからー、プロデューサーに、
ミキの番をしてもらおうって思って……。あふぅ。
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それじゃ、あとは……よろしくお願いしますなの~……
むにゃ……。
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……はは、なるほど。寝かせてもらえない原因が、
わかった気がするけど……おやすみ、美希。
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うわ、気になる言葉を聞くと起きるんだな?
まあ、つまり、美希が話しかけられる原因は……。
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きっと初公演直前の、こんなタイミングでも平然と
寝られる、美希の落ち着きそのもの、じゃないかな。
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落ち着き?
でもミキ、普通に寝てるだけだよ?
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普通に寝るからスゴイんだよ。
新人はその平静さに触れて、落ち着きたいんだろう。
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それくらいドキドキして、
落ち着かないってことだよ。
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おっ、さすが先輩だな!
何を思いついたんだ?
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もう、みんなで一緒にお昼寝しちゃうのがいいって
思うな! そしたらミキも眠れるし~。
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……ははっ、なるほど。
確かにそれは、いいアイデアだと思う。
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だよね♪ それじゃミキ、控え室に戻るね。
お休みなさい……なの……。あふぅ。
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(本当に眠れるかは疑問だけど……そんなことを提案
されたら、新人の肩の力も、いい感じに抜けるだろう)
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(美希は美希のままでいい。
そのままで、本当に……、立派な先輩だ!)
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むにゃ……。いちごババロアくれーぴゅ、
くらさ~い……なの……。
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しまった、控え室にたどりつく前に眠っていたか!
美希、起きるんだ! おーい!
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(先輩になっても、後輩ができても、劇場ができても。
美希はいつも通り、マイペースなまま)
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(新人達には、きっと何よりの目標になるだろう。
どんな時でもこの子は美希……アイドル星井美希だ!)