(今日は情報番組の収録だ。未来はアシスタントと して、商品の説明をすることになっている)
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(今日は情報番組の収録だ。未来はアシスタントと
して、商品の説明をすることになっている)
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はいっ! こちらの商品は、食器を……食器を、
せん……ちょう? ……ひょう、しろ……。
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あ、ひょうはく! できるんです! えへへ……。
え、この次? ああっ、えっと~、えっとえっと~!!
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ごめんなさい、プロデューサーさん……。
せっかくのお仕事だったのに……。
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何度も録り直してるうちに、時間なくなっちゃったな。
最後はもう駆け足で……あのまま放送されるのか……。
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でも声はよく出てたし、聞きとりやすかったぞ。
レッスンの成果だな!
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でも、台本読んだ成果は出ませんでした……。
うう、ちゃんと読めてなかったんですけど~。
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(未来、すっかり落ち込んでしまっているな……。
まあ確かに、かなりの大失敗ではあったけど)
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お母さん……。あ。やったぁ~!
プロデューサーさん、早く帰りましょう!
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おっ、どうしたんだ?
何かいい知らせがあったみたいだな。
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はい! 今日の夕ごはん、カレーみたいです!
お母さんのカレー、すっごーくおいしいんですよ!
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お父さんも、世界一おいしいって! いつか
プロデューサーさんも食べに来てくださいね♪
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へえ、そんなにか。じゃあ機会があれば、
ご挨拶にいかせてもらおうかな。
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ぜったいですよ! 二人ともすっごく喜ぶと思います。
話はいつも未来から聞いてます~、みたいな感じで♪
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あはは。未来はアイドル活動のこと、
よくご両親に話すのか?
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はいっ。仕事が面白かったとかー、歌がうまくなった
気がするとか、静香ちゃんに怒られたとか、いろいろ。
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今日のお仕事も、朝から応援してくれて……。
してくれてたんですけど……。
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はぁ。失敗しちゃった。
お父さん、がっかりするだろうなー。
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あ、お父さんは私ががっかりしてたら、私よりがっかり
するんです。わざと話題を変えたり、分かりやすくて。
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お母さんは、がっかりしててもしてなくても、
そうなんだ~って言って笑ってくれるんですけどね~。
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そうか……、なるほど。お父さんもお母さんも、
本当に未来のこと、応援してくれてるみたいだな。
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よし、それじゃ未来!
次はお父さんをガッカリさせないように、頑張ろうか!
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次……あ、そうですよね。またお父さんががっかりして
部屋をウロウロし始めたら、お母さんも困るし。
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うん。私、ヘコんでる場合じゃないっ。
次こそちゃんとできるように、いっぱい練習しますっ!
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うん、その意気だ! で、早速だけど、未来に受けて
ほしいオーディションがあって……。
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わ、ホントですか! 受けます受けますっ。
どんな番組のオーディションですか? えっと~。
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『家族バラエティ、大山田家のリビングストーム』
……わあ、よくわかんないけど面白そうかも!
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プロデューサーさん……。お仕事失敗するのも
オーディション落ちるのも、同じぐらいヘコみます……
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うう、ダメだダメだー! 何でもやるって決めたし、
ヘコんでても仕方ないですよねっ。次こそ、きっと~!
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ああ、残念だったな。でも、じつはそんなに残念じゃ
ないぞ。未来には、別の役でオファーがあった!
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え? 別の役って……、ええっ、ホントですか!?
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オーディションは大山田家の娘役で受けただろう?
その娘の、お友達役だそうだ!
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や……やったやった~♪
あ、あの! お母さんに電話してきていいですか?
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ありがとうございます!
お母さん、喜ぶだろうな~! えへへっ♪
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(未来がオーディションの質疑応答で見せた、自分の
家族のことを生き生きと語る姿が目にとまったらしい)
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(これからもご家族に喜んでもらえる活躍ができれば、
未来の輝きも増していくだろう。頑張らないとな!)