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(初公演を成功させ、アイドルとしてスタート地点に 立った恵美。今日は一対一でのミーティングだ)

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(初公演を成功させ、アイドルとしてスタート地点に 立った恵美。今日は一対一でのミーティングだ)
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プロデューサー、お疲れ~。 ねね、今日ってどんな話すんの? 次の仕事の話?
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うん。これから恵美が、アイドルとしてしてみたい事を 聞かせてほしいんだ。何か希望はあるか?
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ええっ!? 急に言われてもな~……うーん……。 特に、思いつかないかも?
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そ、そうか。 それじゃ、劇場で困ってる事とかはないか?
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困ってること? ううん、全然! アタシ、劇場のみんなのコト気に入ってるし♪
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最初はさ、アイドルになりたい子とかって、アタシとは 全然違う世界の人なのかな?って思ったんだけど……。
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劇場のみんなって、なんかもういい子ばっかでさ~! すっごくホッとしちゃった♪
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だからアタシ、今のカンジでけっこう満足してるかも? こないだの初公演も、すっごく楽しかったしね♪
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劇場のみんなと仲良くやれてるなら、何よりだよ。 そういえば恵美は、地元にも友達が多いんだったな。
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機会があれば、友達を劇場に招待してもいいんだぞ? 大勢は無理だけど、2、3人とか……。
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あっ……う、うん。 そうだよね、地元の友達……。
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どうかしたのか?
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あ、ううん、なんでもない! えっと、大したことじゃないからさ。
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本当に大した事じゃないと思ってるなら、 話せるよな?
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プロデューサー…… その言い方、ズルい~……うう。
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えっと、何から話せばいいのかな……。アタシ、 中学から一緒で、よく遊んでた友達がいるんだけど。
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読モを始めたころから、なんていうか…… ちょっと、うまくいかなくなっちゃったんだよね。
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別に、悪口とか言われたわけじゃないんだけど。 ちょっとだけ、避けられてた……みたいな?
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そうか……理由は、なんだったんだ?
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その子、ずっと芸能界に憧れてたんだよね。なのに アタシが、先にそういうコト始めちゃったから……。
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あっ、でもね! 読モずっと続けてたら、 段々応援してくれるようになったんだよ!
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アタシ、それがすっごく嬉しかったんだよね~。 頑張ってるの、認めてもらったみたいな感じしない?
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うん、それは嬉しいよな。 よかったじゃないか、恵美。
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そうなの! ……だからプロデューサーに スカウトされて、アイドルになろうって決めた時もさ。
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一番に、その子に話したんだ。読モみたいに、応援して くれるかなって思ってたんだけど……言われちゃった。
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「アイドルなんて、今まで興味なかったくせに!」 ……って。他の子は、応援してくれたんだけど……。
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そんな事があったのか……。 それは辛かったな。
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うん……ま、でも大丈夫だよプロデューサー! 今言ったみたく、応援してくれる友達もいるしね!
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本当に大丈夫だったら、 そんな顔で話さないと思うけどな。
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ええっ!? あ、アタシ、そんなヘンな顔してる!? うう……。
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……あのさ、プロデューサー。 もうちょっとだけ、話聞いてもらっても、いい……?
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アタシ、いろいろ考えたけど、よくわかんなくて…… こういうのって、どうしたらいいのかな……。
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そうだな。厳しいかもしれないけど……人を変える事は できないんだ。だから、恵美が変わるしかないかもな。
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読モに真剣だったように、恵美はアイドル活動にも 真剣なんだって事を、表現し続けるしかない。
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でも……でもだよ? もし頑張って、それでもダメだったら?
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ダメだった時の事は、その時になって考えればいい。 まずは、頑張ってみないとな!
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プロデューサー……あはっ。 そういうの、ノリと勢いって言うんだよ?
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けど、そうだね。それしかないよね! ……うん、ちょっと元気出たかも! にゃはは♪
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そうと決まれば……ミーティングしよっか!? これからの話、いっぱいしなくちゃだよね!
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(アイドルが抱えがちなプライベートの友人関係問題。 恵美も……いや、恵美だからこそ悩んでいたんだな)
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(恵美は、新人アイドルとして頑張っている。 その思いを伝えられるようにするのは、俺の役目だ!)
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