(今日は、海美の初公演だ。 開演時間まで、あと少しだが……)
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(今日は、海美の初公演だ。
開演時間まで、あと少しだが……)
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プロデューサー! うん、大丈夫!
それより私、楽しみでしょうがないんだ~☆
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だって、大好きなアイドルになって、
初めてステージに立てるんだよ!?
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ああ、そうだな。
今日は記念すべき、初ステージだ。
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歌もダンスも、まだまだ全然だけど……
とりあえず、女子力いっぱい出さなくちゃ!
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そして今度こそ、このすごいポーズで
私の体の柔らかさを……!
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だから、そのポーズはやめなさい。
早く手をしまって……いや普通にしまっていいから!
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あーあ。
お客さんへのアピールになると思ったのに~。
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大丈夫。そんな不思議なポーズをしなくても、
お客さんには充分、アピールできるよ。
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どれでもないって。
海美は普通に立ってるだけで充分、魅力的なんだ。
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姿勢がいいから、立ち姿も綺麗で品もいい。
バレエ経験のおかげかな。
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そ、そんな……立ってるだけで魅力的とか~。
えへ、えへへ……えへへへ~♪
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ま、まあ、ほら、バレエの基本は姿勢だからねっ。
教えてくれた先生も、すっごく厳しかった!
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指先から爪先、頭のてっぺんにまで
神経を行き届かせて!って、よく言われたなー。
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そうか。そういう厳しいレッスンを経て、
今の海美の綺麗な立ち姿があるんだな。
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ま、またまた~。習ってる時は、
けっこう大変だったんだけど……でもでも~。
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ずっと頑張ってたバレエが、ホントにアイドルの役に
立ってるなら私、なんか……すっごくうれしい~っ☆
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もちろん、すごく役に立ってるよ。
だから海美、今日は自信を持っていこう!
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まだ出来ないことはたくさんあるだろうけど、
海美にしかできないことも、たくさんある。
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それに、一緒に初舞台を踏む仲間もたくさんいる。
仲間にしかできないことも、たくさんある。
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うんっ、わかった! みんなのたくさんを、
みんなでステージで出して……!
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みんなで、すっごい初舞台にするっ☆
もう、一生忘れられないくらいの!
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ああ、きっとそうなるよ。……さあ、
もうすぐ開演のブザーが鳴る。準備はいいか?
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(海美は笑顔で駆け出していく。今日のこのステージは
きっと、大勢の人に、鮮やかな印象を与えるだろう!)