(39プロジェクトのオーディションは 順調に進んでいる。さて、次の子は……)
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(39プロジェクトのオーディションは
順調に進んでいる。さて、次の子は……)
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(中谷育……まだ10歳か。一体、どんな子だろう?)
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はじめまして、中谷育です!
よろしくお願いします!
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あいさつは、お仕事の基本なんだって。
おかあさんがいつも言ってます!
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明るく元気にハキハキとって、
教えてもらいました!
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はは、敬語もしっかりしてるなぁ。
でも、俺には普通に話してくれていいよ。
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そう……なんですか?
でも大人は、みんな敬語をつかうって……。
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大人でも、仕事仲間なら普通に話すんだ。
対等な関係だからね。
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そうなんだ! わかりました……
じゃなくて、わかった!
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じゃあわたしのことも、育って呼んでね!
育ちゃんって、子どもっぽいもん。
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ああ、わかった。それじゃ、育に質問だ。
どうしてアイドルになりたいのかな?
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えっと……わたし、演技が上手なんだって。
この前、おかあさんにほめてもらったんだよ♪
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それでね、「育には才能があるみたいだから、
アイドルを目指してみたら」って言われたの!
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へぇ、そうなのか。
演技は、習い事かなにかかな?
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うん! あとお絵かきとか、体操のスクールとか……。
学校から帰ったら、毎日いろんなところに通ってるよ。
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毎日!?
そんなに習い事をしてたら大変じゃないか?
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ぜんぜん! へっちゃらだよ!
いそがしくてちょっと大変だけど、どれも楽しいもん。
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賞がもらえるとみんなほめてくれるし、
本当にすごく楽しい!
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(この歳で様々な習い事をやりながら、しっかり結果を
出せるなんて……こんな子、なかなかいないぞ!)
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育。君さえよかったら、
俺と一緒にトップアイドルを目指してみないか?
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ああ。
育にはきっと、アイドルになる才能があると思うんだ。
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よかった! それじゃあ改めて、
俺が君のプロデューサーだ! 一緒に頑張ろうな!
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はい!
プロデューサーさん、よろしくお願いします!
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(何事にも前のめりな姿勢と、この笑顔……。
きっとこの子をトップアイドルにしてみせるぞ!)