(今日も39プロジェクトのオーディションだ。 さて、次の子は……天空橋、珍しい名字だな)
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(今日も39プロジェクトのオーディションだ。
さて、次の子は……天空橋、珍しい名字だな)
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初めまして、天空橋朋花と申します。
本日は、よろしくお願いしますね~♪
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(綺麗な子だな。態度も堂々としてるし……
期待できそうだ)
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あなたが、ここのプロデューサーさんですか~?
なるほど……どんな方か、大体わかりましたよ~。
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少し頼りない感じですが、真面目な方のようですね~。
安心しました~。
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そ、そうか。それはよかった。
それじゃ、さっそく質問に入るけど……
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君はどうして、アイドルを目指そうと思ったのかな?
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私がアイドルを目指そうと思った理由、ですか~?
それは、子豚ちゃん達に愛を与えるためですね~。
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子豚ちゃんというのは、私のことが好きで好きで
仕方がない、困ったちゃんなファンのことです~。
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『子羊ちゃん』と言うより、『子豚ちゃん』のほうが
可愛いでしょう~? そう思いませんか~。
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可愛い……かな……。
ええと、つまり、君にはファンがいるんだね。
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はい~。中でも特に熱心な人達は、
『天空騎士団』と呼ばれていますね~。
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へえ……。
その天空騎士団っていうのは、君のファンクラブ?
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そうですね~。
ファンクラブとか、親衛隊的なものでしょうか~?
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(ファンクラブか、親衛隊……
どっちにしろ、すごいな……)
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ただ、困ったことに……私のことが好きすぎて、時々、
ケンカをしてしまう子豚ちゃんがいるんです~。
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私は、争い事が嫌いなんです~。
みんなに、仲良くしてほしいんですね~。
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それを、同級生に相談したところ……
アイドルになることを、勧められたんです~。
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アイドルになれば、聖母の愛を、平等に
分け与えることができるのではないかと~。
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(出てくる単語が何かすごいけど……
つまり、自分のファンを大切にしてるってことか?)
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アイドルがどういうものなのか、
私にはよくわかりませんが……。
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子豚ちゃん達のような人々に、愛を与える、
とてもいい職業だと聞きました~。
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それなら私は、アイドルになるべきだと
思ったんですよ~♪
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なるほど。
君のアイドルへの想い、よくわかりました。
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うふふ、理解が早くて助かります~♪
相互理解は、パートナーには必須ですからね~。
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遠からずそうなるのですから、
同じことです~。
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プロデューサーさん、期待していますよ~。
これから私のために、頑張ってくださいね~♪
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(つい勢いで返事をしたけど……彼女の信念は本物だ。
個性もあるし、合格……だな!)